生き方

優柔不断を心理学で克服する|7つの方法

北海道美瑛の雪景色

優柔不断で悩みすぎ決断を間違えてしまった。

失敗が怖くて次の挑戦ができない。

優柔不断だと言われるのがいやだ。

誰でもこれまで経験したことがあるのではないでしょうか。

新しい仕事を探して転職するには、結婚を申し込むには、仕事でプロジェクトを進めるには、などなど、私たちが生きていく中では、数々の決断力が求められます。

大きな決断も小さな選択も、なかなか自分で決められなくて、いつも時間がかかってしまい、考えた挙句にどうすればいいのか分からなくなってしまう。

優柔不断な性格が自分自身もイヤになることがありますね。

もし決断力がついて迷わなくなり悩む時間を短くできたら、ストレスも減って、失敗した後でもクヨクヨと後悔しなくなりますよね。

今回は優柔不断を心理学で克服するという内容で、決断力をつける心構えやコツについてご紹介したいと思います。

優柔不断を心理学で克服する1.大切にしたい自分のポリシーを持つ

いいね褒めてる上司

優柔不断の人は、決断できずに迷ってしまいますね。

世の中は選択肢が多すぎて、何を選べばいいのか分からなくなっています。

では、どうしたらいいでしょうか。

自分が大切にしたい自分のポリシーを持ってみてください。

なぜなら、自分の中にポリシーという判断の基準があればすんなりと答えが出せるようになるからです。

しかし自分のポリシーを多く持ちすぎてもいけません。

ポリシーがいくつもあると「あちらもいいし、こちらもいい」となって判断に迷いが生じることになるでしょう。

結局いつもの優柔不断になってしまうのです。

少なくても2つ、多くても5つぐらいの自分のポリシーを持つ。

この点を意識して自分が大切にしたいと思うものを考えてみてください。
例えば

仕事では、ワクワクする感覚になるか、やりがいがあるか

恋愛では、価値観が合う人か、思いやりのある人か、尊敬できる人か

日常では、食事のとき自分の選ぶ基準、野菜を摂る、値段はかけない、雰囲気はそこそこ、ボリュームは少なめ、行列には並ばない

いかがでしょう。いくつ出てきましたでしょうか。

優柔不断を心理学で克服する2.優柔不断を長所と考える

いいね大丈夫

優柔不断という言葉は、マイナスな印象があります。

優柔不断:ぐずぐずして物事の決断のにぶいこと。(引用:三省堂 大辞林)

辞書で載っているとおり、悪い意味でしか用いられません。

そこで「優柔不断は自分にとっては長所だ。自分の長所を活かそう」と受け入れましょう。

つまり、決断が遅い優柔不断でも「慎重に物事を考える」とか「危険を考えて行動する」とポジティブに見直してみるのです。

優柔不断は短所ではなく、長所として肯定的に考えてみます。

物事を慎重に考えられるのですから何が起こるかというと、「他の人が間違いやすいミスをカバーできる」「準備万端で漏れがない」とか「客観的にメリットとデメリットを比較判断できる」と短所が長所に変換できるのです。

このとき、気をつける点があります。

それは「優柔不断がダメで決断力がない」と自分で自分を批判しないことです。

優柔不断を克服するのではなく「優柔不断と仲良くする」という考え方を持ちましょう。

考え方を変えてみるのは、非常に強力な方法です。

これだけでも優柔不断に悩まされることなく、判断をするのが苦痛にならなくなるでしょう。

優柔不断を心理学で克服する3.迷いやすい場面を想定しておく

考え込む女性

優柔不断の人は、迷いやすい場面で何度も同じように失敗や挫折を繰り返しています。

過去に深い傷を受けていて、それが原因で苦手になっています。

そこで、自分が迷いやすい場面をあらかじめ想定しましょう。

つまり、苦手な場面を想定してみて「このときは〜しよう」と普段の冷静なときに対応策を考えておきます。

想定外の事態が起きるから慌ててしまいます。

事前に迷いやすい場面が分かっていれば、優柔不断にならなくて済みます。
例えば

立場の上の人と接するとき緊張するなら、普段から意識して立場の上の人と話す機会を増やす、共通の趣味で仲良くなる

恋愛経験が少なくて異性とのコミュニケーションが苦手なら、あえて婚活パーティに参加してみる、デートのときにいつも迷ってしまうなら、デートコースを決めておく、相手の好む食事を出すレストランを予約する

このように想定しておくのは、非常に効果的です。

こうしておくと、優柔不断に悩まされることなく、判断をドンドンできるようになります。

優柔不断を心理学で克服する4.できる人の決断の過程を真似してみる

本を読む

判断の早いできる人や物事に慣れている人は、長い間積み重ねてきた経験や知識があるので最適な決断ができます。

優柔不断な人は、経験値の不足が原因になっていることが多いです。

ですから「できる人の真似をする」「できる人の決断を真似する」ことをしてみてください。

ただし注意点があります。

それは「ただ真似をする」のではなく「できる人がしている決断の過程を知る」ことです。

決断に至る過程を知ろうと思えば「決断の理由」や「効率的な方法の選び方」などを考えられるようになるはずです。

また決断に至るまでの感覚も感じられると思います。

尊敬できる人、仕事のできる人、将来こうなりたいと思っている人、歴史上の人物、アニメのキャラクターなど、モデルとなる人ならどのような決断をするか想像するのもいいことです。

優柔不断を心理学で克服する5.迷ってしまった頭をリセットする

静かに瞑想する女性

リスクの大きい決断や難しい選択を迫られると、即断即決の人でも失敗するのではと不安になって優柔不断が表れてしまう、ということはよくあります。

そんなとき、一番良いのは、迷ってしまった頭をリセットすることです。

それはどうやるかと言えば、まったく別のことに取り組んでみるということです。

実は、違う体験をしているときは、別のある物事に集中するので、優柔不断で悩んでいる状態から抜け出せるのです。

例えば、

一晩ぐっすり寝てみた読んだことのない本を読んでみた

趣味のジョギングをしてみた

仕事とは関係のないワークショップに出てみた

初めてのレストランで食事をしてみた、などなど・・・

このように、あえて関係のないことをしてみます。

そういった時間を利用してみると、一度問題から離れられるので「なんだ大丈夫だ」と気づけることがあるのです。

優柔不断を心理学で克服する6.不安や後悔は引きずらない

ガーデン

優柔不断に陥る原因で一番大きいのが、不安と後悔です。

失敗を繰り返すことは「同じことを繰り返すかもしれない」「別な方を選べばよかった」と考えることにつながり、ネガティブな感情で自分がイヤになります。

こんな場合は「不安や後悔は引きずらない」ことを意識してみてください。

過去に起こしてしまった失敗を引きずることで、優柔不断になっています。

ですから、起こしてしまったその日のうちに不安と後悔を解消してしまうのです。
例えば

仕事でミスをした場合には、

「あの時ちゃんと注意しておけばよかったのに」という後悔に対しては、

「今後悔したって何も変わらない、これから同じミスをしなければいいんだ」

このような後悔を解消する言葉を考えましょう。

「同じミスをまたしたらどうしよう」という不安に対しては、

「ミスしないよう今のうちに直しておこう」

「忘れないうちにメモしておこう」

このような不安を解消する言葉を考えましょう。
不安や後悔から優柔不断になるときは、その日のうちに解消する意識を持つことです。

同じようなことが起きたとしても優柔不断になるのを防いでくれます。

優柔不断を心理学で克服する7.自分の直感も信じてみる

インスピレーション

「こちらを選んだら失敗しそうだ」

「みんなと違うほうが、私は気になる」

理由はわからないけど直感で選んでみたら当たっていたということがあります。

つまり、優柔不安を克服する方法に「自分の直感を信じてみる」を入れてみてもいいと思います。

直感はバカにできません。

無意識のうちにその場の雰囲気を読んだり、これまでの経験から生み出されたりしているのです。

「直感がなぜ働いたか」を深く考えてみると、自分の以外な才能を知って前向きになれます。

また直感で選んだ結果が失敗だったとしても、自分の選択に後悔しないのではないでしょうか。

失敗の責任を他人に押し付けたり、自分の立場や環境のせいだと考えることもありません。

悩んだ挙句に直感で選んだら正しかったこともあるのです。

優柔不断で悩んでいるとき、自分の直感を信じてみると、意外と結果がうまくいき、優柔不断の性格が克服できるようになります。

まとめ・優柔不断を心理学で克服する

いかがでしたでしょうか。

優柔不断は「ぐずぐずしていて物事の判断ができないこと」と辞書にも載っているとおり、悪い意味でしか用いられません。

しかし「優柔不断は自分にとっては長所だ。自分の長所を活かそう」と受け入れてほしいのです。

「慎重に物事を考える」とか「危険を考えて行動する」とポジティブに見直してみれば、優柔不断は短所ではなく、長所となるのです。

世間一般的に使われている意味ではなく、もっと肯定的な意味で考えてみましょう。

実は、優柔不断とは他人よりリスクを感じる力が強いという才能なのです。

まずポジティブに自分を受け入れてから、ご紹介した方法を実践してみてほしいのです。

今回は心理学で優柔不断な性格を克服する方法をご紹介してきました。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

心理学は毎日を生きる知恵・心の波を穏やかに

毎回記事を書きながら「ああ、これって全部自分自身のことだな〜」と改めて感じています。

普段の生活では即断即決を信条にしていますが、大きな決断ではいつも悩んで前に進めません。

これまでの大きな決断で失敗したな〜と思うのが、結婚の相手と、離婚したタイミングですね。

もっとよく相手を見てから結婚したほうがよかったと思っています。

結婚する前って相手をその人の内容以上によく見えてしまうんですね。

相手に自分の期待を重ね合わせてしまうんです。

相手はこうあってもらいたい、こんな人であってほしい、という自分の勝手な思いが先行して、本人にその期待を重ねてしまうのです。

ですので、結婚してから相手に対する期待と現実とのギャップに苦しむようになりました。

つまりは自分の想像していた人ではなかったんですね。

いまさら文句を言っても遅いのですが、私に人を見る目がなかったと反省しています。

反省であって後悔はしていません。

しかし3人の子どもたちと別れてしまったことはいまだに後悔しています。

もっといい方法はなかったんだろうかと・・・

別れてもう5年になりますが、いまだに会うことができないので、子どもたちを思い出しては悲しい気持ちになります。

悔やんでも遅いんですけどね。

私のメンターにこの話をしてみました。

メンターはこう言いました。

「会ってみたらどうですか。もし相手がいやと言うならそれでいいじゃないですか。それならそれで踏ん切りがつくんじゃありませんか。今の小島さんならできますよ。」

ああ、そうでした!

今回の優柔不断のテーマ通りなんです。

やってみるべきなんです。

メンターにこのようにアドバイスされて前向きになれました。

そんなことで、今度子どもたちに会うチャレンジをしてみます!

メンターには感謝です!

 




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