あっ、これ安いから買おうかな。
ホントは高いこっちがいいんだけど、安いので間に合わせちゃおうかな。
実はコレ、私が今までよくやっていた買い物の行動です。
なんでも安いからと飛びついて後で「ああ、失敗した」と反省することが多く、私はことわざにいう「安物買いの銭失い」をしていました。
しかし私はある体験をキッカケに、考え方を変えるようになりました。
もし皆さんの中でも、ついつい安いからと買ってしまい後で後悔することが多いのなら、私の実体験に少々お付き合いくださいませ。
今回は、「安物買いの銭失い・意味のないお金の使い方をやめるとスッキリ」についてご紹介したいと思います。
安物買いの銭失いで困ること
「安物買いの銭失い」というとまず何を思い浮かべるでしょうか。
スーパーや百貨店のセールや特売、ファストファッション、100均、雑貨品、家庭電化製品、などなど。
目新しくて、すぐに欲しくなって、とりあえずという安易な気持ちがいけないんですね。安いからこれでいいや、と安いもので間に合わせたばっかりに、あとになって後悔することが多いんですね。
私もまさにそうでした。
途中で飽きたり、気に入らなくて結局しまい込んだり、ほかにも100均の商品なんかは、すぐに壊れたり、使い物にならなくて捨ててしまったりと、まさしく安物買いの銭失いを続けてきたと思います。
しかし私はある大事なことを気がついたのです。
価格に見合う価値のある商品を長く大事に使うと、トータルで見れば安上りだし、それに持っているということだけでも満足度が違うということを学んだのです。
安物買いの銭失い・私の実体験記
私は長年、小型のデジタルカメラを使ってきましたが、旅行での感動的な風景を写真に収めてみたものの、出来上がった写真が全然ダメでがっかりすることが多かったのです。
そこで写真をきれいに取るなら、カメラ本体とレンズが別々になっていて、写真をよりキレイに撮れる一眼カメラにしようと考えたのです。一眼カメラは子どもの頃に欲しくて欲しくてしょうがなかったのですが高くて買えなかったのです。私のあこがれでした。
お店に行くと、カメラのメーカーも種類も、カメラの価格もピンからキリまであります。あまりの選択肢の多さに、どのカメラを選んだらいいのか全く分からなくなってしまいました。
安物買いの銭失いだったカメラ初号機
私がカメラを使う目的は旅行のときの撮影ですから、目的に合うカメラとなると小型で携帯しやすいことになります。
何度もカタログを見たり、店頭で触ってみたりして、いろいろ悩んだ挙句、私が購入する基準は一眼カメラの中で一番価格の安いものになりました。
その理由はどのカメラでも大して違いがなさそうに思えたからなのですが、後から考えるとずいぶんといい加減な考え方でした。
しかし私の初号機はいわゆる一眼カメラの入門用、つまりスマホや小型デジカメと同じくフルオートで撮影する機種だったのです。
結局これまでの小型デジカメとあまり違いがなく、初号機に対する不満は冬の北海道旅行ではっきりとしました。
一眼カメラは、スマホや小型デジカメと違って、カメラの設定を自由に変えて撮影できることに醍醐味があります。
しかし初号機はカメラ本体が小さいのに合わせて、設定ボタンも小さいので、設定しようにも、私の太い指はボタンを押し間違えてしまいます。
さらに雪の北海道はとても寒くてずっと手袋をしたままですから、さらに指が太くなってボタンを上手く押せません。
手袋を外してカメラの操作をすると、指先が痛いほど冷たくなります。これはもう絶対ダメだと感じました。
中ぐらいのカメラ(2号機)
北海道旅行から帰ってきたらすぐに、再びカタログを集めて新しいカメラの購入計画を立て始めました。
すでにこのメーカーの交換用レンズをいくつも買ってしまったので、他のメーカーに乗り換えると、全部無駄になってしまいます。そこで同じメーカーの一番高いカメラじゃない中ぐらいの価格のカメラ(2号機)を購入することにしました。
2号機は私の手の大きさにピッタリで、前よりも設定ボタンが大きいので使いやすくなりました。
さらにカメラのずっしりとした重さが私のハートをくすぐります。まるで私がプロのようにカメラを扱っている感じがしてカッコよくなった気持ちになりました。
しかしこれで終わりではありませんでした。私のハートが揺さぶられる事件はさらに続くのです。
安物買いの銭失いなのか?ついにカメラ3号機まで購入
私はもっと写真撮影の技術を知りたくてカメラメーカー開催のフォトスクールに参加しましたが、そのスクールで出たばかりの最新の機種に出会ってしまいます。その機種の魅力にすっかり魅せられてしまいました。
つい最近買ったばかりなのに、私のカメラが全くつまらなく思えてきました。
最新機種はカメラ本体の液晶画面もファインダーの画面も見やすいし、カメラのグリップが大きいので持ちやすい。
そして何といっても写真の出来上がりがとても素晴らしいのです。
写真を撮るときに一番大切な設定ボタンもこの最新機種にはたくさん付いていて、ボタンも押しやすくて設定もラクです。
このカメラを借りて写真を撮ってみましたが、今までのどのカメラよりも撮影がラクです。
「やっぱりこれが欲しい!」
なんと、まだ2号機を買ったばかりなのに我慢できず、3号機まで購入してしまいました。
さらにこの勢いは続き、フォトスクールで試した高性能レンズもまとめて買ってしまったのです。
高性能のカメラ3号機に満足
私はこの3号機に本当に満足しています。
何といっても、カメラの性能が高いので、私の腕が良くなくてもカメラが勝手にキレイに撮ってくれます。写真を撮影するのが本当に楽しくなりました。
さらにカメラも大切に扱うようになりました。
カメラ自体は、初号機、2号機よりも大きいですが、使い勝手は圧倒的に3号機に軍配が上がります。
小型デジカメから、初号機、2号機、3号機とずいぶん遠回りしてきましたが、高性能の一番高級なカメラを買ったことで私は大満足しています。
今回の経験を通してみて分かったことは、どんなカメラも決して安くはありませんが、それでも価格の違いで性能や使いやすさに格段の違いがあることを実感しました。
今回の私のカメラ遍歴の一連の流れを見ていくと「安物買いの銭失い」は確かに当たっていると思いました。
私は最初から値段が高いとか安いとかそんなことを考えずに、一番高性能のカメラを買っておけばよかったのです。
ここに気がつくまで私はずいぶん時間とお金をかけてしまいましたが、良い勉強になったですね。
まとめ・安物買いの銭失い・意味のないお金の使い方をやめるとスッキリ
いかがでしたでしょうか。
私は今回の一連の経験を通して「安物買いの銭失い」は本当であることを実感しました。
確かに安いもので十分の場合もありますが、なんでもその考え方を押し通していると、お金を細かく使っていくことになり、ムダになってしまうと思います。
本当に必要なものを一点集中方式で買うようにしてみて、それを長く使うのが一番いいのかなと思うようになりました。
さらに、もし高くて買えないのなら、お金が貯まってからでも十分間に合うのかなと思うのです。
本当に欲しい気持ちがあるのなら頑張れるし、途中で必要ないと思えるのなら、本当は欲しくなかったということなのかもしれません。
もしよかったら、私の体験を参考にしてみてくださいね。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
心理学は毎日を生きる知恵・心の波を穏やかに
私の使っているカメラはパナソニックですが、実はこのパナソニック製品は、創業者の松下幸之助の思想が反映されていることを知って、とても感動したことを覚えています。
松下幸之助の思想は「素人でもプロ並みにできること」なんだそうです。
「難しい操作をしなくても、誰でも使えることを目指しているんです」と、私が参加したパナソニックのフォトスクールで講師の先生が教えてくれました。
いまだに松下幸之助の思想が生きているなんてすごいなと思いました。
おかげで私は難しい操作をしなくても、いい写真を撮れるんですね。ありがたいことです。
私のメンターは、お金の使い方には「消費」と「投資」の2種類あって、自分を成長せせていくのなら「投資」をすることを勧めています。
ちなみに「投資」とは株や金、不動産などの投資じゃなくて、自分自身に投資することなんですね。
今のところ、私がカメラに使ったお金は今のところ「投資」になっているようです。
私の腕はともかく、カメラの性能が高いおかげで素敵な写真が撮れて、写してあげた方に喜んでいただいていますよ。