生き方

断捨離できない!モノを捨てられない心理、保有効果とは

断捨離できない

履きそうもない靴が、玄関には山のようになっている。

読み終わった本や雑誌、新聞が整理されずに、あちこちに置かれたまま。

着そうもない洋服がクローゼットにはたっぷり。

クローゼットに入らないからとカーテンレールにまで洋服がかけられていて、部屋中がモノでぎっしり。

このような状態でお住まいの方も多いのではないでしょうか。

処分したいと思うのですが、捨てようとすると、なぜか「もったいない」「まだ使える」「そのうち使うから」とそのまま放置してしまうのですね。

部屋がこのままだと、あなたの精神状態がゴチャゴチャしてきますよ。

何とか断捨離して、部屋も心もスッキリしたいですね。

しかし、なぜ捨てられないのでしょうか。

無意識にそんな気持ちになってしまうのはなぜでしょうか。

私たちには保有効果という心理の働きがあります。

この保有効果が働いてしまうとモノが捨てられないのです。

今回は「保有効果とは、一体何なのか」についてご紹介していきたいと思います。

保有効果が理解できるようになると、断捨離もできるようになります。

さらに、私たちの毎日の生活の中で、特にマーケティングにおいて保有効果が使われていることが分かるようになります。

それが分かれば、無駄な買い物をしなくなるし、お財布にも優しいですよ。

ぜひご覧になってみてください。

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断捨離できないワケ・保有効果とは

たくさんの段ボール

保有効果とは、自分の持ち物に高い価値を感じてしまい、手放すことに抵抗を感じてしまう心理の働きのことをいいます。

さらに保有する期間が長ければ長いほど、手放すと損をしてしまうと思い込んでしまうのです。

ですから、何でも手元に置きたがります。

  • 使ってもいないのに捨てられない
  • いつかは使う日が来る
  • 捨てるのはもったいない
  • 愛着があって捨てられない

おかげでモノはどんどん増えて、部屋中にたまっていきます。

部屋の片付けをしようと考えても、モノをなかなか捨てられなくて困ることがありますね。

実は、強力に保有効果が働いているのです。

繰り返しますが「いつか使うかもしれない」「捨てるのはもったいない」と考えて残しておいても、ほぼ100%使うことはありません。

持っていても意味のないモノを捨てられないのは、保有効果が働いているからです。

私たちの持っている心理の働きが「断捨離を邪魔している」ことに気づいてください。

断捨離できないと、視野が狭くなり、考え方も硬直化する

考えが硬直化

さらに保有効果は、一度自分が保有したものを手放すと、損をしたような感覚になるのも特徴です。

私たちの心理では、損失の方を利益よりも大きく評価してしまう「損失回避性」という心理状態になることも分かっています。

つまり手放した利益の方が満足する効果が高くて正しい選択なのですが、損失することの苦痛の方がはるかに強く感じるので、手放さない方を選んでしまうのですね。

これは心理学では「現状維持バイアス」といいます。

「大きな変化やよく分からないモノを避けようとする」「現状を維持したくなる」という、これも私たちが持つ心理の働きなのです。

保有効果や現状維持バイアスのワナに陥ってしまうのは危険です。

モノだけでなく自分の持っている知識や意見、権利についても評価が高くなりすぎてしまいます。

つまり徐々に考え方や視野が狭くなっていき、他人の考えや意見を正しく評価できない、ということにもなるのです。

断捨離できない原因・保有効果はマーケティングでも使われている

通販

保有効果はマーケティングでもよく使われているマーケティングのテクニックなのです。

「返金保証」

通販番組でよく耳にする言葉ではありませんか。

返金保証は通販ではとてもひんぱんに使われている制度です。

  • もしお気に召さなければ、いつでも返金いたします
  • もし効果がなかったなら、いつでも返金いたします

本当にこの言葉、よく聞きますよね。

確かにその商品に対して自信を持っているからでもあるのですが、「保有効果」もちゃんと考えられているんです。

とにかく顧客に一度でも商品を購入してもらえばいいわけです。

保有効果が働くおかげで、商品の価値を実感してしまうと、手放そうと考えたりしなくなるのです。

さらに「いつでも返金可能ですよ」という言葉で、購入する心のハードルが低くなります。

つまり本来なら不必要だったかもしれないのに、安易に商品を購入してしまうのです。

実に上手なテクニックだと思いませんか。

実際に、このテクニックで商品を販売したとき、お客さんから返金の請求がほとんどないそうです。

「まずは商品を所有してもらうこと」で保有効果を働かせる。

この心理学のテクニックを実に上手に使って、私たちの財布のヒモを緩めているということですね。

断捨離できない保有効果・乗り換えないと損するときも

スマホ

保有効果が原因で、新規顧客を獲得するのに苦労している業界があります。

それは携帯電話会社や保険会社です。

保有している携帯電話や加入している保険には保有効果が働くのです。

携帯電話や保険を解約して、新たな携帯や保険に入るなんて、ためらってしまうのではないでしょうか。

そのため、これらの業界ではさまざまな方法を使って新規の顧客を獲得しようと躍起になっています。

例えば携帯電話の例です。

さまざまな携帯電話会社が新規顧客のために新しい料金体系やお得なセールをしています。

でも、これまでの携帯電話会から離れるのが面倒に感じたり、損するような感覚もありますよね。(これまでのポイントがたまっているとか・・・)

つまり、そのままの高い料金体系の携帯電話会社から離れられないという現象が起きています。

時には今までのサービスで本当にいいのか検証してみて、試しに乗り換えてみるのもいいと思いますよ。

断捨離できない保有効果・投資の世界でも問題発生

投資の世界

保有効果は、投資の世界でも問題を起こすことがあります。

保有効果に陥ってしまった投資家は、自分の保有株の評価を高めてしまうことで、大きな損失をしてしまうのです。

例えばこんな例があります。

適切な時期での保有株の売却をためらい、保有株の価格が急落したときに、あわてて売却してしまい利益が小さくなってしまった

すでに保有株に大きな損失が出ているのに、売却をためらっているうちに、さらに株式の評価が下がって損失が拡大してしまった

熟練の投資家なら、保有効果に陥らず冷静に対処できるのですが、投資の経験が少ないと、保有効果で大きな損失が出てしまうのです。

まとめ・断捨離できない!モノを捨てられない心理、保有効果とは

いかがでしたでしょうか。

保有効果は、無意識に働いてしまうので、日々の生活で私たちが振り回されてしまいます。

きちんと理解していれば、部屋も断捨離できてスッキリ、心もスッキリしますよ。

またマーケティングにも利用されていますから、無駄な買い物を減らすことができます。

さらに、もし投資をしているのなら大きな損失をしなくなりますよ。

今回は「保有効果とは、一体何なのか」についてご紹介してきました。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

心理学は毎日を生きる知恵・心の波を穏やかに

私自身も、現在の住まいである仙台に引っ越してくる前は、ずいぶんたくさんのモノに囲まれて生活してきました。

私の両親は昭和のヒトケタ世代で、何でももったいないが信条です。

よく行っていた言葉が「いらないものも3年たてば用になる」

つまり今は必要でなくても、とっておけばやがて使うときもあるということのなのですが、その考え方を採用しているとトンデモナイことになります。

毎年次から次へと新しいモノが入ってきます。

捨てないのですから、どんどん家には溜まってきますね。

家が大きくて収納がたくさんあれば、いくらでも無限に増やせますが、やはり限界はあります。

さすがに両親も考えを改めたのでしょう。2年ぐらい前からいらないモノを処分するようになりました。

自分の老後、そして自分が亡くなった後のことも考えるようになったのかもしれませんね。

メンターの話では、モノには記憶やその人の思いが込められているので、必要以上にモノを持つと、自分自身がモノに影響されてしまうということです。

過去にこだわったり、意識が分散して集中できなかったり、自分が何をしたらいいか分からなくなったり、とモノがあふれた生活はちっとも良くないと話していました。

私も仙台に引っ越す時は、ほとんどのモノを処分してきました。

引っ越す時は、小さなクルマにちょっとだけの荷物でした。

モノのない生活はラクです。

でも油断していると、次々といろんなモノを買ってきてあっという間に部屋がモノに占領されてしまうなんてことに・・・

まだ私は何とか大丈夫。今もいらないのならサッサと処分しています。

みなさんも、モノに占領されないようお気をつけくださいませ。

 




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