人間関係

夫婦仲が険悪!でも大丈夫。7つの考え方で改善しましょう

夫婦関係を改善しよう

夫婦関係は難しいです。

もともと同じ環境で育っていませんから、しょっちゅう意見の違いでぶつかります。

あれほど愛し合って一緒になったのに夫婦仲が険悪になってしまうことも。

相手のやることなすこと全部嫌いになってしまうんですね。

でもちょっと待って考えてみましょう。

イライラしていて自分は楽しいのかと。

本当は明るくて豊かな生活を夢見て一緒になったはずが、なぜこんなことになったのか考え直してみてもいいと思います。

今回は夫婦仲が険悪になってしまったとき、まず自分の考え方を変えることで夫婦の関係をもう一度立て直せるかについてご紹介します。

あいつの顔を見るのがニクらしいという方にご覧いただきたいと思います。

夫婦仲を改善する考え方1.夫婦の価値観が同じなんてあり得ない

それぞれ違います

結婚して夫婦仲が険悪になる、大きな原因が価値観の違いですね。

ちなみに離婚原因のトップが「性格の不一致」です。

価値観の違いっていろいろありますが、例えば、

  • 料理の味付けが違う
  • 見たいテレビ番組や映画が違う
  • 子どもの教育方針
  • お金の使い方
  • 掃除の仕方
  • 食事のとり方
  • お風呂の入り方

結婚したら「こんなことになるなんて」「こんな人だったの」とがっかりすることもあります。

でも、元々他人でしょ!価値観が同じなんてあり得ないと思うのです。

そこで提案です。

価値観の違いを楽しんじゃいましょう。

え?無理?

まあそう言わずに・・・もう少し読んで下さい。お願いします。

そもそも生まれ育った環境が違います。

男女の脳の構造が違うので考え方が違って理解できないんです。

つまり、男同士なら分かることでも、女性には理解できない。

反対に、女同士なら分かることでも、男性には理解できない。

こういうことです。

夫婦の間で価値観を合わせるなんて、本当のこと言えば無理です。

どちらかが合わせようと思ったらどちらかが無理することになります。

そして、どちらかが我慢して自分の言いたいことを抑え込んでいきます。

最終的に抑え込んだものが、ある何かのことがきっかけでドカン!と爆発ですね。

そこで繰り返しますが、価値観の違いを楽しんじゃえ!なのです。

違って当たり前、違いを発見してお互いに楽しんじゃいましょう。

  • 「なるほど、そのように考えるのね」
  • 「ほぉー、こんな一面があるんだ」

かっこよく言うと、夫婦の関係を保ち続けるには「価値観の違いを認めるか、認めないか」です。

「価値観が違ってもいいじゃないか」と気楽に考えてみれば、相手に対してイライラしなくて済みます。

夫婦仲が険悪だなと思うときだからこそ、自分の価値観を相手に押し付けていないかと思い返してみるべきです。

夫婦仲を改善する考え方2.伝えたいことはちゃんと言って!

言いたいことはいいなさい

「何で言わないと分かんないの!」

「言わなくても分かるだろ!」

夫婦仲が険悪になると、自分のことを理解してもらえない苛立ちを相手にぶつけたくなります。

そうはいっても、このイライラした気持ちを相手にぶつけず我慢しています。

「言ってるつもり」なので、相手にまったく伝わっていません。

相手は分からないのでなんで「そんな態度なの」と?マークがついたままです。

  • 「何でイライラしているの?」
  • 「何をしたいの?」
  • 「何をしてほしいの?」

二人ともイライラした気持ちになります。

それが夫婦の仲が険悪になる元になっていきます。

イライラの原因の元々の理由といったら、ほんの僅かな出来事です。

  • 「自分のいうことを何で聞かないんだろう」
  • 「自分のこと何で分かってくれないんだろう」
  • でもこの僅かな出来事が積もり積もって、離婚の危機まで突き進んでいきます。

そこで提案です。

相手が分かってないなあと思ったら、自分の気持ちをハッキリとその場で口に出して話すことです。

ただし、相手に対する言い方は細心の注意が必要です。

相手を非難する言い方、命令する言い方、感情的な言い方は聞かされる相手にとっては苦痛そのものです。

自分が逆に同じように言われたら、素直に聞くかどうかを考えてみると分かります。

心理学ではアサーションという相手との交渉術の方法があります。

相手にしてほしいときには、相手を非難しないで自分の感情を伝え、同時に改善してほしいことを肯定的に提案するという方法です。

例えば帰りが遅いご主人に対して

(NG)何でいつもそんなに遅いの!

(お薦め)帰りが遅くていつも寂しい、もっと早く帰ってもらって楽しい話をしたい。

この例は極端な例ですが、もっと些細な例でイラッとするときもありますね。

相手を直そうとするのではなく、自分の心から思う感情(怒りが起きた元の感情)と、してほしいことを伝えます。

大事なのは感情的にならないことです。

ついつい余計な一言を言って相手を怒らせてしまい、二人とも嫌な気持ちのままで、解決できずに終わってしまいます。

夫婦の間にある「すれ違い」のホツレを見つけたらすぐに補修します。

そのままにしておくとホツレが広がって、やがてバラバラになってしまいますよ。

夫婦仲を改善する考え方3.夫婦ゲンカは仲がいい

夫婦喧嘩

「夫婦ゲンカするほど仲がいい」なんてよく言われていますが、これはある意味本当のことです。

思いっきりぶつかっても、お互いの理解が深められて夫婦仲が良くなるのならいいですよ。

しかし、できることなら夫婦ゲンカはしたくない。

「夫婦ゲンカのない夫婦がいい」と思われがちですがそんなことはありません。

全くケンカのない夫婦が幸せとは限らないのです。

表面的に仲が良いだけで、どちらか一方が我慢しているか諦めています。

もしくは、夫婦の間で心のつながりがないのかもしれません。

さらに仲が良くて温和な夫婦だとしても、好きだから言いたいことだってあると思います。

だから夫婦ゲンカは仕方がありません。

しかし夫婦ゲンカにはルールがあると思います。

両方で自分の言いたいことを主張しあったら、夫婦の仲は険悪になります。

ケンカする時、相手を徹底的にやっつけてしまいたい、勝ち負けにこだわる、なんていう気持ちがあったら、絶対にうまく行きません。

もしそんな気持ちのある方は、残念ですが離婚にまっしぐらです。

おっと、元に戻ります。

仲の良くなる夫婦ゲンカは、相手の気持ちを受け止められるかです。

ボクシングで言うと、お互いにジャブの応酬ぐらいにして、強烈なストレートパンチやアッパーパンチ、ボディーブローで相手がダウンするようなダメージを与えないことです。

やられると相手もやり返してきます。

やり返されるとこちらも痛いです。

できれば、夫婦ゲンカは、ボクシングの練習、スパーリングの考えでいればいいのかもしれません。

たとえバシバシとやりあっても、お互いに夫婦の関係が良くなる練習なら問題ありませんね。

夫婦ゲンカをしていても、心の中のどこかに相手を思いやる気持ちがあれば大丈夫だと思うのです。

ケンカのときの言葉に注意

男性と女性の脳には決定的な違いがあります。

男性は右脳を使って考え、左脳を使って話します。

男性は考えている時は、黙り込み、言いたいことは考えがまとまってから話をします。

女性は右脳も左脳も同時に使って話します。

女性は話しながら考えることができるので、次から次へと言葉が出てきます。

つまり口ケンカになると、男性は女性に太刀打ちできません。

男性の方が反論できなくなり、そのうち黙り込んでしまうのですね。

さらに女性は、矢継ぎ早に責め立てて、相手を決定的に傷つける言葉を言ってしまうので、ケンカがややこしくなります。

女性が決定的に男性を傷つける言葉とは

  • 人格を否定する:(例)無神経でダメ
  • 決めつける:(例)どうせやる気ないんでしょ
  • 過去を蒸し返す:(例)あの時もそうだった
  • 誰かを引き合いに出す:(例)〜さんは〜なのに

とにかく口ゲンカでは女性の勝ちです。

ですから、口ゲンカでは、女性の方が男性にハンデをつけて欲しいと思います。

夫婦仲を改善する考え方4.愛情表現として小さな贈り物をしてみては?

贈り物

夫婦関係が険悪だと、まず愛情を表現することがなくなります。

結婚した当初には愛してるよなんて恥ずかしいぐらい言ってたのに、しだいに言わなくなり、毎日の慌ただしい生活を過ごすだけになっていきます。

人は幸せの感覚はいつまでも続かないと言います。

人は幸せが続くと幸せが当たり前になって、今すでにある幸せを感じなくなってしまうのです。

そこで提案です。

幸せを感じ続けるためには、お互いに幸せを与え続けることだと思うのです。

夫婦仲が険悪だと思うのなら、小さなプレゼントを贈ってみることで関係が変わるかもしれません。

ご主人の大好物の料理を作ってみる、奥さんの楽しみにしている海外のドラマのDVDを借りて来て一緒に見る、などなど。

愛情表現がモノでなくてもいいと思います。

してもらったら「ありがとう」と言う、「疲れてる?」と聞いてマッサージしてあげる、「必要なモノあったら帰りに買ってくるよ」と連絡する、などもありますね。

今更「愛してる」は恥ずかしいですから、言葉で「ありがとう」と感謝を伝えるのが重要です。

女性はこまめな愛情補給が必要

男性と女性には脳の構造に違いがあります。

女性はこまめに愛情を補給されないと不安を感じやすいのです。

女性固有の脳の構造の違いから生まれる特徴です。

ですから、奥さんに対して、こまめに愛情を補給してあげる必要があります。

男性はこれを理解していないのでトラブルが起こります。

夫婦仲を改善する考え方5.パートナーを名前で呼ぶ

仲良く話す2人

険悪になった夫婦関係を改善するには、愛情表現をするのが重要です。

そこで提案です。

「相手の名前を呼ぶ」のをしてみてはどうでしょう。

普段、誰かから自分の名前を呼ばれたら嬉しく思いますよね。

周りの人から自分を認められたいと思っているからなんです。

しかし、子どもができてしまうと、ご主人を「パパ・お父さん」、奥さんを「ママ・お母さん」と呼ぶようになって、名前で呼ぶことはなくなります。

夫婦だから当然のことかもしれませんが、呼ばれたら嬉しくなる、相手の名前を言ってみてはどうかと思うのです。

自分も言われたら嬉しいのですから、相手だって嬉しいはずです。

いまさら「こんなこと恥ずかしいわ」と思うのは、とりあえず脇に置いておきます。

相手に「今度から下の名前で呼んでみようか」と切り出してみて相手の様子を確かめてみるのもいいかもしれません。

「下の名前で呼び合うと仲が良くなるんだって」と話したら相手はどんな表情をするか・・・面白そうですね。

コミュニケーションの不足を感じていて、夫婦仲が険悪になったと思っていましたら、考えてみてもいいと思います。

夫婦仲を改善する考え方6.自己犠牲は古い!自分を幸せにする

幸せを受け取る

夫婦仲がよい関係は「ギブ・アンド・テイク」とよく言いますね。

優しくしたら優しく返す。

愛されたら愛す。

でも、よく考えるてみると、夫婦の条件付き愛情ってどこかおかしいと思いません?

優しくなかったら優しくなく返す。

愛さなかったら愛さない。

条件付き愛情ってひっくり返すとこのようになります。

自分が相手にしてあげているのに相手はしてくれない、と自己犠牲の精神になっていると夫婦仲が険悪になっていくと思います。

自分が時間を使って努力しているのに、相手は反応しない、相手は当然だとしか思ってくれないなどなど。

相手に尽くしすぎたり、見返りを求めているといつまでも、自分自身の幸せを感じられません。

そこで提案です。

こんな時はまず自分が幸せになろう」と考えることです。

たまには頑張った自分をいたわってもいいじゃないですか。

疲れたのなら一人になってのんびり過ごしてみるのもいいと思います。

自分自身にご褒美を与えて、まず自分が幸せになりましょう。

自分が幸せになると、相手にも幸せのおすそ分けをしたくなります。

おすそ分けならば、自己犠牲のような一方的な奉仕ではありませんね。

自分が幸せな上に、精神的にもラクな方法です。

尽くしてばかりでもう嫌だ!と思ったときは、自分を幸せにするのを考えてみましょう。

夫婦仲を改善する考え方7.相手は変わりません。自分が変わりましょう。

歩く一歩先に

夫婦仲が険悪になると、相手に対して不平不満がたくさん出てきます。

「夫は〜でなければならない」

「妻は〜するべきだ」

相手に対して要求ばかりしています。

同じことを言い尽くして、もうこれ以上言ってもダメだ、とさじを投げているかもしれませんね。

そこで提案です。

「相手を変えるのではなく、自分から変わりましょう」

とかく人は自分のことをさしおいて、他人に意見ばかり言います。

つまり相手に対して「変えてね」と話したところで、相手だって「お前だって変えろよ」となるのです。

意見すればするほど、相手との心の距離が遠くなります。

夫婦の意思疎通がなくなって、最終的に離婚に突入です。

誰でも完璧にできる人はいませんし、得意なことも不得意なことも人にはあるのです。

無理に相手にやらせたら相手はストレスを感じますし、言うとおりにしたら見返りは?と要求されて夫婦関係がアヤシクなるかもしれません。

さらに相手が変わらないのをいつも見ていたらイライラしますよね。

また同じことを注意するのか、なんで上手くできないんだろう、なんで言った通りにできないんだろう、などなど。

でも自分を変えることだったら、自分がやろうと決めればできます。

相手のことにイライラするのにエネルギーを使うぐらいなら、自分を変える方にエネルギーを使ったほうが効率的です。

自分が先にどんどん変わってしまいましょう。

前に紹介したアサーションの考え方です。

自分が相手に変わってもらいたいと思うのなら、自分が先に変わってしまう。

先程のアサーションの例

(NG)何でいつもそんなに遅いの!

(お薦め)帰りが遅くていつも寂しい、もっと早く帰ってもらって楽しい話をしたい。

このように言い方を変えるのも自分が変わることですし、相手の行動で直してほしいことも、こちらが先回りしてそんな行動をしないように仕向ける方法だって考えられるのです。

直接言葉に出して直して欲しいと言っても、人はなかなか変わらないものです。

まず自分なりに工夫してみて、改善してみてもうまくいかないなら、感情的にならずに相手に話すことが大切だと思います。

相手に口出しをしないではいられない、相手のすることを見ているとイライラする、こんな時はまず、自分から変わってみようと考えてみてください。

まとめ・夫婦の仲が険悪に!大丈夫まだ改善できます。7つの考え方

いかがでしたでしょうか。

夫婦の仲が険悪になった、もうダメだと考える前にまだまだ自分から改善できることがあると思います。

それは自分が考え方を変えてみることです。

せっかくご縁があって一緒になったのですから、もう少し粘ってみましょう。

まだ取り返せるチャンスはあります。

今回は夫婦仲が険悪になってしまったとき、まず自分の考え方を変えることで夫婦の関係をもう一度立て直せるかについてご紹介してきました。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

心理学は毎日を生きる知恵・心の波を穏やかに

あー、実はですね。今回のこの記事を書いた前日なんですが・・・

かれこれ5年前のあの日が、私と元妻が別居した日でした。

まさかこのタイミングで・・・とも思うのですが、私の心の整理がついてきたので、やっとこんな記事も書いているのです。

今までこの出来事=離婚について考えたくなかったのです。

できれば全部忘れちゃおうかと思ってました。

でも失敗した原因を知らなければまた同じことを繰り返してしまう。

そこで一生懸命頑張って頭の中からひねり出してみました。

私たちの離婚の原因はというと、今回の記事で書いたのと全部反対のことをしていたわけです。

ですから真実味はありますよ。本当に経験していないと分からないことばかりですので。

最初は相手のことを恨みました。相手もまだ恨んでいると思います。

でも過去のことを引っ張り出して、相手を恨み続けるのはもうやめようと思うのです。

この記事を書きながら、そんな気持ちも収まってきました。

私のメンターは、こんな話をしたことがあります。

「過去の辛いことも、それは自分を成長させるために起きたことなんですよ」

離婚を振り返って考えてみて、ようやく自分の未熟さを思い知らされました。

私も今はこの言葉が理解できるようになりました。

今度新しいパートナーと出会えたなら、二度と同じ失敗をしなくていいんですね。

今まで無駄だと思ってましたが、無駄なものなんてないと分かりました。

私はメンターの教えがあったおかげだと思ってます。

自分が変わるヒントが見つかりました。




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