相手が微笑んだら自分も微笑んでしまった、相手がコーヒーを飲んだら自分も同じようにカップを持ってコーヒーを飲んでしまった、相手が腕を組んだら自分も腕を組んでしまった。
あなたは好意を持っている人の仕草を、無意識に真似をしているのではないかと思います。
当たり前のことのように思っているでしょうけど、考えてみたら不思議だなと思いませんか?
人には自分と共通点があると親しみを感じる人には心を開き、仲の良い関係になると同じ動作をする傾向が高くなるということが心理学で明らかにされています。
あなたは今、自分に好意を持ってほしいなあと思っている人がいらっしゃいますか?
そこで今回は「仕草を真似したくなる心理で、相手に好意を持たせる法則」という内容で、相手があなたに好意を持ってもらいたいときに役立つ10のコツをまとめてみました。
気になっている人がいてお付き合いを始めたいと思っている方、付き合い始めた人と仲を深めたいと思っている方、友だちともっと仲良くなりたいと思っている方に、少しでも参考になりましたら幸いです。
顔の表情の仕草を真似する法則
1.顔の傾きの仕草を真似する
相手と対面しているときは、相手が顔を傾けたなら自分も同じように顔の向きを同じ向きに真似て傾けてみましょう。相手と左右対称になるように真似るのが基本です。相手が横に座ったときでも、対面しているときと同じ要領で左右対称に真似してみます。
2.表情の仕草を真似する
相手の表情に合わせて、自分も同じように表情を同じにしてみましょう。相手が微笑んだら同じように微笑む、相手がまばたきをしたら同じようにまばたく、目を大きく開いたら同じように大きく開く、相手が口角を上げたら同じように口角を上げる、などですね。
3.顔の動きの仕草を真似する
相手の顔の動きに合わせて、自分の顔の動きも同じように真似てみましょう。相手がうなずいたら同じようにうなずく、相手が顔を横に向けたら同じように顔を横に向けてみる、相手が顔を上に向けたら同じように顔を上に向ける、などがあります。相手の顔の動きと左右対称になるように真似てみましょう。
姿勢・動きの仕草を真似する法則
1.上体の向きの仕草を真似する
相手の上体が、前後左右どちらかの向きに傾いていれば、自分の上体も同ように向きを傾かせてみましょう。また相手が背筋を伸ばしていたら、同じように伸ばしてみましょう。
2.手の仕草を真似する
相手の両手が置かれている位置に合わせて、自分の両手も同じように真似て置いてみましょう。相手の手が膝の上にあったら同じように膝の上に置く、相手の手がテーブルに重ねて置かれていたら同じように手を重ねてテーブルに置いてみる、相手の手が握られていたら同じように握る、などですね。このときも相手の手の位置の向きが左右対称になるように真似てみましょう。
3.手や腕の動きの仕草を真似する
相手の手の動きに合わせて、自分の手も同じように動かしてみましょう。相手が手や腕を上下させたら、同じように手や腕を上下させる、相手がお茶を飲んだらお茶を飲む、お茶を飲まなくても手の動きを合わせてみる、相手のしたジェスチャーを同じように真似てジェスチャーしてみる、などがあります。相手の動きと左右対称に真似ることですね。
4.足の仕草を真似する
相手の足の位置に合わせて、自分の足の位置も同じように真似てみましょう。相手が足を閉じてまっすぐにそろえていたら同じように足をそろえる、相手が足を交差させていたら同じように足を交差させる、相手が足を組んだら同じように足を組む、などがあります。基本は相手の足の位置と左右対称にします。
相手の呼吸する仕草を真似する法則
1.呼吸のリズムを真似する
相手は胸で呼吸をしているのか、お腹なのか、肩の様子を見ていると相手の呼吸のリズムが分かりますので、同じように呼吸のリズムを真似てみましょう。相手の呼吸が深いのか、浅いのかも同じようにして合わせてみましょう。
2.声の調子を真似する
相手の声のトーンを同じように真似てみましょう。相手の声のトーンが、緊張している・低く深い・明るく高い・激しい、などに合わせて同じように声のトーンを合わせてみましょう
3.話すテンポを真似する
相手の話すテンポを同じように合わせてみましょう。相手の話すテンポが、早い・遅い・間を取りながら話す、などに合わせて同じように真似をしてみましょう。
まとめ・好意を持つ人の仕草を真似してみよう
いかがでしたでしょうか。
今回は、心理学の考え、好意を持つ人の仕草を無意識に真似することを使って、相手に好意を持ってもらうための3つの法則と10のコツをご紹介させていただきました。
人は自分と同じ仕草をする相手に対しては、好意を抱くという心理状態になります。
相手が心を開いて、自分を受け入れてくれるのはとても嬉しいことですし、安心できる人間関係を築くためにとても大事なことですね。
人と人との繋がりが深くなって、豊かな人生になったら本当に素敵です。
ちなみに私の例をあげますと、この法則を習いたての時に、無理に相手に合わせようとして、相手に気づかれてしまい、あからさまに嫌な顔をされたことがありました。もしかしたら、相手が腕や足を組んだときに同じように真似をしたので、相手の印象を逆に悪くしてしまったのかもしれません。
初めて会ったばかりの人や、自分より上の立場にいる人の前で腕や足を組むのは注意した方がいいですね。こんな場合は無理してやらないほうがいいです。
この法則はちょっとずつ試してみて、自分が上手くできるようになるまでやりすぎないことをオススメします。さりげなく気づかれないことがポイントです。
今回ご紹介した法則が、あなたが人と人の繋がりを深めたいなと思った際に少しでも参考になりましたら嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。