生き方

メンタルがきついのに頑張りすぎる|もしかしてワーカホリック?

ワーカホリック

メンタルがきついのに無理して残業や休日出勤も積極的にこなす

仕事のない休みの日でも、何となくそわそわして落ち着かない。

一見外側から見るとなんでもなさそうに見えます。

本人もメンタルがきついのにそれを知らないかのように働き続けます。

このようにひたすら仕事に没頭して毎日を過ごす人のことをワーカホリックと言います。

今回はメンタルがきついのに頑張りすぎる、仕事のことが頭から離れないというワーカホリックの症状についてご紹介したいと思います。

メンタルがきつくても頑張ってしまうワーカホリックとは

なんだろうと考える

ワーカホリックとは、いつも頭の中は仕事のことばかり、仕事以外は眼中にない状態のことをいいます。

ワーカホリックになってしまうきっかけは人により様々です。

仕事に対する不安やあせりが大きすぎて追い立てられるように仕事に向かう人、困難な目標を達成しようと考える責任感の強い人や自分の自尊心を満たしたいと仕事に没頭してしまう人などがいて、いずれの場合も仕事に打ち込みすぎてやがて仕事自体が快感になってくるのです。

ワーカホリックになると仕事以外のことに喜びを感じない

ワーカホリックになってしまうと仕事以外のことは考えられなくなります。

家族や恋人など人と一緒にいてもふれあいを感じられない、スポーツをしても楽しくない、など仕事以外では何の興味もなくなってきます。

仕事をすることだけが生きがいになって、仕事に夢中で自分をコントロールできません。

仕事依存の状態で、これを続けていると次第に心と身体が蝕まれてきます。

メンタルがきつくても頑張ってしまうと、疲労とストレスがたまってくる

ワーカホリックになるとひたすら仕事しかありません。

次第に身体に疲労とストレスが蓄積して、イライラしやすくなります。

つまらないことに怒ったり、いつも不機嫌だったり、職場でも家庭でも周囲や家族に迷惑をかけるようになります。

身体が無理をしているので、身体の変調が表れても日頃の生活を変えないので、病気に倒れ、日常生活で支障をきたすこともあります。

最終的に過労死を招くなど深刻な事態になることもあるのです。

メンタルがきついのに頑張ってしまう人・ワーカホリックになりやすい人の特徴

上昇志向の強い人

それではワーカホリックになりやすいタイプの人の特徴を見ていきましょう。

メンタルがきついのに頑張るワーカホリックの特徴1.他人にとても気を使う

ワーカホリックになりやすい人は、他人にとても気を使うという特徴があります。

周囲の人が自分をどのように評価しているのか気にしやすい人でもあります。

会社から一人だけ早く帰ってしまっても大丈夫だろうか、みんな残業しているのに自分だけ早く帰るわけにいかない

有給休暇をとって休んだら他の人に仕事の面で迷惑をかけてしまうと罪悪感を感じる

このように考えてしまうので、たとえメンタルがきつくても頑張ってしまうのです。

メンタルがきついのに頑張るワーカホリックの特徴2.責任感が強い

ワーカホリックになりやすい人は責任感がとても強いのが特徴です。

ここで自分がなんとかしないと全部ダメになってしまう、なんとしても締め切りに間に合わせようと、過剰なぐらいひとりで責任を背負い込むのです。

さらに失敗したときは、今回の失敗の責任は自分にあるんだと自分を責めてしまいます。

メンタルがきついのに頑張るワーカホリックの特徴3.真面目で几帳面

ワーカホリックになりやすい人は、真面目で几帳面なのが特徴です。

人から頼まれると断れません。

頼られたのだから断ったら周囲の人との人間関係を壊してしまうと不安になるからです。

さらに完璧主義の性格を持ち合わせていることが多いので、最後まで完璧に仕上げたいと自分が納得するまでとことん仕事をやりこんでしまいます。

メンタルがきついのに頑張るワーカホリックの特徴4.親の期待が強い中で育った

実はワーカホリックの人の多くは、子供の頃に親の期待を強く感じて「よい子」として育ってきた人なのです。

ずっと「よい子」を続けていると、他人の期待に答えて他人を満足させることが自分が幸せだと無意識に考えてしまいます。

しかしその考えには、自分を大切して自分を守るという考えが抜け落ちています。

他人の満足を追求していくと、際限がないのです。

際限のないものを追い続けるので、自分が倒れるぐらいまで働いてしまうのですね。

自分がワーカホリックだと感じた時に対処するには

ワークライフバランス

もしワーカホリックだと感じたら意識して考え方を変えることです。

ワーカホリックが問題なのは、自分自身をきちんと認識していないことなのです。

1.自分の考えを改めようと自覚すること

もし自分がワーカホリックだと感じたら、自分の生き方、考え方を改める必要があります。

自分の人生を長い目でとらえてみたとき、本当にこのまま突き進んでいって大丈夫だろうかと考えることです。

「仕事一辺倒の無理ばかりしている暮らしを改めなければならない」と考え方を変えようと自覚することです。

仕事は当然しないといけませんが、自分を大切にしながら生きていくことを考えないといけません。

2.仕事以外にも人間関係を広げる

ワーカホリックだと感じたら、仕事以外にも人間関係を広げることが必要です。

ひとりでできる趣味も悪くありませんが、本当なら仕事以外の人と一緒に活動できるような趣味を持ったり、習い事などのサークルに出てみたり、ボランティアグループに入るなど活動範囲を広げてみるのはいかがでしょうか。

違う人生を歩んでいる人と出会うことで、自分の生き方、考え方を見つめ直すことができます。

またペットを飼ってみるのも良い方法です。

ペットとふれあうことでペットに愛情が生れて、仕事以外でも感動が味わえれば、心にゆとりが生まれます。

まとめ・メンタルがきついのに頑張ってしまう|もしかしてワーカホリック?

いかがでしたでしょうか。

ワーカホリックの状態とはどのようなものかお分かりいただいたでしょうか。

メンタルがきついのに無理して残業や休日出勤も積極的にこなす

仕事のない休みの日でも、何となくそわそわして落ち着かない。

もしこんな状態を感じたら、ワーカホリックを疑ってみてください。

今回はメンタルがきついのに頑張ってしまう、仕事のことが頭から離れないというワーカホリックの症状についてご紹介してきました。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

心理学は毎日を生きる知恵・心の波を穏やかに

昔の高度成長期のときには「モーレツ社員」などという言葉がありました。

しかし現在でも一部の人は今回の記事のように仕事依存になっている人もいます。

ここで考えないといけないのが、ワーカホリックの人たちが、心底仕事を楽しんでやっているのか?ということです。

心の底では、メンタルがきつくてつらいはずなのに、それを抑えて仕事をしているのではないか、自分から進んで働いているようで、実は仕事に働かされている状態ではないかと思うのです。

私自身にもこのような経験があります。

つまり休日で仕事をしていないとき、どこかに旅行したとき、ショッピング中、いつでもどこでも出かけているときは不安で不安でたまりませんでした。

仕事をしないのは罪のように感じていました。なぜ不安が生まれるのか、その原因はよく分かりませんでした。

最近になってわかったのが、親の期待が強すぎたことです。

今回の記事のとおり、「よい子」でいることを自分に課してしまったのですね。

みなさんももし、ワーカホリックの特徴に当てはまっているなと思ったら、自分の生き方を見つめ直してみてはどうでしょうか。

特に40〜50代の頃を「中年の危機」と言うそうです。

この時期をどのように考えて過ごすかで、その後の後半生に大きな違いが生まれてくるそうです。




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