私たちの周囲にまとわりついてくる、延々と怒鳴るパワハラ上司、執拗に不当な要求をする悪質クレーマー、ネチネチと意地悪をいうおバカな同僚、皮肉やイヤミのオンパレードな連中。
わがままな人達ほど、こちらを舐めてかかり、他人を罵倒したり恫喝したり意地悪な言葉を投げつけたりして、相手の心を傷つけても平気なのです。
こういう人たちに対していつも相手の言いなりになってしまったり、下手に出て萎縮するなどの弱々しい態度をしまったりしていると、相手がますます増長してしまいます。
「不当なモノ言いで来るのなら、こっちだって黙っていないぞ」と意思表示し、手強い存在であることをアピールできればいいわけです。
苦手な人物、イヤな相手のなかでも、あえてわざわざ仲良くなる必要のない相手に対しては、攻撃に対する防御=護身術として、心理学のテクニックで対処してみてはいかがでしょうか。
この方法を使うことで、相手から攻撃を受けたとしても動揺しないで対処できます。
今回は「ムカつく奴を黙らせる方法」についてまとめてみました。
あくまでも相手の挑発行動に対してひねったり、ねじ伏せたりといった言葉による返し技で、相手の攻撃に対処します。
相手からの攻撃を直ちにやめさせるのが目的の対処法になっています。
ある意味劇薬なので、こちらから先に相手に対して宣戦布告する目的で使わないでください。
そうでないと仮に後々相手と仲良くなろうとしたとき、(まあ無いかもしれませんが)、関係を修復できない場合があります。
ご注意ください。
私たちは相手のペースに乗ってしまうことがあります。
それは相手から攻撃されたときです。
全く不当な言葉なのに、相手のペースに乗ってしまうのはよくあることです。
しかし不当な言葉に対して、決して黙って受け流してはいけません。
相手に不当な言葉だとしっかり分からせ、やめさせることなのです。
そのためにはこちらも日頃から腹をすわらせる鍛錬を積んでおくようにしましょう。
例えばこんな場合。
誰だって瞬間的に身体が硬くなってしまいます。
心臓はドキドキし、息を飲み込み、一瞬呼吸が止まり、つばをごくりと飲み込んでしまいますね。
これらの反応は、私たち人間の持つ本能がさせています。
自分を守ろうとして身体が反応しているんです。
でも、ここで萎縮したり、黙ってオドオドしたりしていては、相手にますます舐められてしまうことに。
このような場合はまず、次のような方法で硬直した身体を脱力させましょう。
大きく息を吸い込みましょう。お腹いっぱいに空気を吸い込むと、腹がすわります。
ゆっくり息を吐き出して、そのまま深呼吸を続けます。
身体がこわばり、肩に力が入った状態になっています。
身体から力を抜くようにリラックスさせます。
目を細めて、遠くを見つめるような感じで相手の顔を眺めます。
あわてず行えばできます。
落ち着いて行動しましょう。
この3つの手順は、緊張している脳をリラックスさせる働きがあります
3つの動作はリラックスさせるための信号を脳内に送っています。
さらに相手が何かを言ってきたとしても、自分が冷静になれるまで黙ったままで構いません。
ムカつくヤツほど、他人を挑発し怒らせるのが目的です。
全くくだらないですよね。
例えば、
こうした暴言を吐く人はいつも心の中に不満の種が渦巻いているのです。
他人を傷つけて鬱憤を晴らしているだけ。
こんな人に「だまれ、ほっといてくれ」なんて切り返してしまうと、相手は待ってましたとばかりさらに口撃・攻撃が続いてしまいます。
さらに噛みつかれたら、たまったものではありません。
相手はこちらを挑発して怒らせた上、なぶりものにして楽しむことが目的。
相手の作戦に乗ってしまったら負けです。
こんな口撃がきたら「沈黙」を武器にしましょう。
相手はこちらを挑発して怒らせることが目的ですから、まともにぶつかる必要はありません。
深呼吸することに意識を集中させ、緊張した身体から力を抜きます。
目を細めながら相手を遠くのほうに見ます。
「フーッ」と聞こえよがしにため息をついてやります。
同時に、お前まだそんなことしてんのかよ、といった感じの憐れみに満ちた表情をとります。
もしこれでも相手がくりかえし口撃・攻撃が続くのなら、無言でその場を立ち去ります。
ひと言も話さず相手を軽蔑した表情をとると、相手に無言の圧力がかかります。
「沈黙」は防御だけではありません。
時間が経過するとともに、むしろこちらからの攻撃の効果すらあるのです。
このように相手は考えるでしょう。
沈黙を保つことで相手を不安にさせるのです。
相手がこちらを挑発したとしても、それに応じなければ相手は拍子抜けします。
こちらの心が読めなければ相手は不安になってきます。
確かに相手の言うことにカチンとくるでしょう。
でも、おバカな人の言うことに対して「一切付き合わない」冷静な態度を突き通すことが肝心なのです。
さらにもうひとつ、対処方法があります。
冷静にありのままの現況を伝えるという「現況の指摘」の方法です。
大声をあげて迫る相手などに使うと効果的な方法です。
上司:このバカヤロー!やる気あんのか、お前は!
部下:部長。大声を出さないでください。十分聞こえております(冷静に)
お客:コノヤロー!どーしてくれるんだ!お前のせいだぞっ!
店員:お客様、お静かに願います。他にもお客様がいらっしゃいますから(冷静に)
興奮している人に対して、こちら側も興奮しがちになります。
でも興奮して言い返すのではなく、相手が怒鳴り続けても、こちらは意に介さないことです。
冷静に落ち着いて、繰り返し言うだけです。
興奮している人に、こちらが縮み上がらないこと。
相手が怒鳴り続けていたとしても、一切意に介すことないこと。
冷静に落ち着いて、繰り返し言うこと。
これらを実行するだけです。
逆上して歯向かったりすると相手はさらに興奮します。
まずは落ち着いた態度です。
「冷静にありのままの現況」を繰り返し伝えましょう。
相手はだんだんバツが悪くなってきて、トーンダウンするようになります。
執拗に絡んでくる相手に対して、攻撃をやめさせるのに「逆質問」をするのも効果的です。
しつこく絡んでくる相手をねじ伏せるには「逆質問」という方法も有効です。
クレーマー:だからな、さっきから聞いてんだろ。どうしてくれるんだって!
責任者:どうしてほしいのでしょうか、お客様。おっしゃっていただけませんか、具体的に。
クレーマー:だから、誠意を見せろってことだよ、わかってんだろ。
責任者:申し訳ありません。分かりません。教えていただけませんか、具体的に。
クレーマー:ふん、お前みたいなヤツは知らんわ!次からは承知しないからな
どんな人でも質問されると、無意識に答えないといけないという心理が働きます。
逆質問されると言葉に詰まってしまうのです。
こういったクレーマーが難癖をつけて金品を要求するようなケースでは、うかつに内容を言ってしまうと脅迫や恐喝未遂になります。
この逆質問は、会議の場面でも、相手を牽制したり、主導権を握るためのテクニックとしてよく使われます。
会議での例
それはどのような意味なのでしょうか
もう少し分かりやすく説明していただけませんか
なぜそのようになるのか、分からないので教えていただけませんか
逆質問には、相手の攻撃を抑えるだけでなく、相手に反撃する働きもあるのです。
相手からの追求や質問があったとき、まともに応えずに身をかわすテクニックが「はぐらかし」です。
相手がムカつくことを言ってきたときには、
このように「笑ってごまかす」作戦です。
相手を煙に巻いてしまいます。
こちら側は勝手な想像をして楽しんでいるような風情を出し、まともに取り合わない、相手にする気がないと態度で示すのです。
さらに、より冷たくシャットアウトする場合には、
こんな言葉とともに興味のない素振りを見せつけます。
会話そのものも遮断してしまいましょう。
相手に取りつく島を与えません。
下品で下劣な話題にこちらがお付き合いしてあげるなんて全くバカバカしいです。
イライラしていては相手の思うつぼに完全にハマってしまいます。
こんなつまらない相手の対応策は「はぐらかし」
サラリと身をかわしてその場から離れましょう。
ムカつく相手から投げられた話題に、関わりたくないと思いますよね。
特に下品で、下劣な言葉をよく使う相手で、他人の悪口を聞かされ、それに同調するように求められるといった場合。
誰でもこんなことには関わりたくありませんよね。
この場合にも対処する方法があります。
相手の言葉をそのまま「オウム返し」で撃退しましょう。
その場で相手に対して、相手の話した下品で下劣な言葉を繰り返し、相手自身を面食らわせましょう。
もうそれ以上相手は絡んでこなくなります。
いかがでしたでしょうか。
私たちの周囲にまとわりついてくる、わがままな人達ほど、こちらを舐めてかかり、他人を罵倒し恫喝して、意地悪な言葉を投げつけ、相手の心を傷つけても平気です。
しかし、こういう人たちの言いなりになってしまったり、下手に出て萎縮するなどの弱々しい態度をしたりしていると、相手がますます増長させてしまいます。
「不当なモノ言いで来るなら、こっちも黙っていないぞ」とこちら側が手強い存在であることをアピールすることが重要です
相手がやりにくくなるように仕掛けていきましょう。
今回は、苦手な人物、イヤな相手のなかでも、あえてわざわざ仲良くなる必要のない相手に対して、攻撃に対する防御=護身術として、心理学のテクニックを使う方法、相手から攻撃を受けたときに、動揺しないで対処する方法をご紹介してきました。
再度ご注意しておきたいのですが、これはあくまでも相手の挑発行動に対してひねったり、ねじ伏せたりといった言葉による返し技です。相手からの攻撃を直ちにやめさせるのを目的にした対処法です。
本当に劇薬といえる方法ですから、自分からまず先に相手に対して宣戦布告するつもりでの使用は厳禁です。
この方法を使ってしまうと、後々相手と仲良くなろうとしても、修復が不可能になってしまう場合もあります。
最後までごらんいただきましてありがとうございました。
心理学ってある意味怖い学問でもあるのです。
今回のテーマは、ブラック心理学と言える部分ですね。
できるだけ使いたくないですが、こちらが丸腰のままではズタズタに切り裂かれてしまいます。
あくまでも護身術だと思ってください。
つまりこちら側に心の余裕があれば、相手の攻撃にも慌てないということですね。
できれば初めからこのような人と関わらないことが一番です。
私のことを言えば、このような人に振り回されてずいぶんと腹を立てたことがありました。
相手の思うツボにハマってました。
さてこの絡んでくる相手について、このような考え方があります。
「こんなことを言う人だって何かしら私たちに気付きを与えてくれている」
つまり自分の心の中にその答えがあるそうです。
その気づきが得られないと何度でも同じ場面に遭遇してしまうとのこと。
「この人は私に何を気付かせようとしているのだろう」
もしイヤな奴に攻撃・口撃されたら、こんなふうに考えてみてはいががでしょう。
このイラッとする理由の答えが見つかれば、どんな相手からの攻撃にだって負けなくなってきますよ。
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