いつの時代も永遠のテーマとなっている嫁姑問題。
なぜ嫁姑問題は勃発してしまうのでしょうか。
特に結婚した女性が夫と一緒に、夫の両親と同居した時に関係がギクシャクしてしまうことがあります。
なぜ嫁姑問題が起きてしまうのか。
心理学から見たとき原因が分かってきます
今回は嫁姑問題が勃発してしまう原因についてご紹介したいと思います。
嫁姑問題が勃発してしまう背景にあるのが、夫と嫁がそれぞれが違う家庭で、習慣や常識に違いがあるなかで育ってきていることです。
特に嫁が同居する場合、姑は自分の家の習慣を守るように嫁に求めてきます。
嫁にすればこれまでの習慣と違う生活ですから、我慢するため、苦痛を伴います。
さらに姑にしても、習慣を知らない他人が入ってきて、習慣に従わないこともあるのでイライラして腹が立つのです。
嫁の姑もお互いに心の負担を感じやすくなるのですね。
また、これまで姑一人が取り仕切ってきた家庭に新たに入ってくる嫁は、姑にとっては一家の主婦としての権限を侵す存在でもあるのです。
嫁姑問題が勃発するもうひとつの大きな問題は、姑と夫が母子一体化していることです。
近年の家庭では夫や父親の存在感が薄く、父親の権威が弱くなってきています。
特に現在の家庭では、父親は仕事にかかりきりで、家事や育児をすべて母親まかせにしている状態の家庭が多いので、息子と母親の関係が強くなっています。
これを母子一体化と言います。
こんな家族関係の中に入ってくる嫁は、姑から見ると息子を奪われてしまう存在になりますから、息子を嫁と姑が取り合う三角関係になってしまうのです。
さらに夫の煮え切らない対応も、嫁姑問題がこじらせています。
母子一体化の状態で育ってきた夫は、母親から精神的に自立できないまま結婚しています。
この状態にある夫は、自分の嫁よりも母親=姑との関係を重視してしまうことがあるのです。
なぜならこれまでずっと日常生活や人生の選択のそのほとんどを母親に依存してましたから、結婚した後も母親=姑に頼るのは、夫にしてみれば当然のことで、何とも思っていないのです。
そのため夫は煮え切らない態度をとり、嫁姑問題がややこしくなります。
嫁姑問題が勃発する最後の原因です。
過去に姑が嫁だった時に、自分の姑にいびられたという経験をしていると同じように嫁をいじめてしまうことがあるのです。
姑自身が嫁だった頃は「嫁はこうあるべきだ」のような保守的な考えが強く残っていました。
そのために自分の姑にいじめられたトラウマがあるのです。
姑にいびられると「自分をいじめた者と同じような強い人間になりたい」というあこがれの気持ちを無意識に持つことがあります。
そのため、その無意識の考えを持ったまま自分が姑の立場になったとき、嫁に対して自分がされたのと同じようなことをしようとするのです。
姑にいびられた女性すべてがそうなるわけではありませんが、この「いじめの負の連鎖」が嫁姑問題が勃発する原因にもなっています。
嫁姑問題を解決するには、舅と姑、夫と妻のそれぞれが夫婦関係のきずなをしっかりと作る必要があります。
特に母子一体化の状態にある姑と息子=夫との関係を解消するのが大切です。
母子一体化を解消するために姑が舅との関係が良好であれば、息子への干渉も少なくなり、息子との適度な距離をとれるようになる
そうなれば姑と嫁はそれぞれのテリトリーを確立でき女性同士の関係も築きやすくなります。
さらにどうやっても嫁姑問題が解決できないときは、別居する選択肢も残しておきましょう。
いかがでしたでしょうか。
いつの時代も嫁姑問題は永遠のテーマです。
特に結婚した女性が夫と一緒に、夫の両親と同居した時に関係がギクシャクしてしまうことがあります。
なぜ嫁姑問題は勃発してしまうのか、今回は嫁姑問題が起こってしまう原因についてご紹介してきました。
せっかく縁あって一緒になったのですから、できれば問題が大きくなる前にお互いに話し合って、解決していきたいですね。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
嫁姑問題を解決するのは本当に難しいかもしれませんね。
私も結婚して両親と同居しましたが、妻と母親の間に挟まって大変な思いをしましたもの。
お恥ずかしいのですが、私自身の家庭も母子一体化だったです。
私が煮えきらない態度だったから、夫婦関係がぐちゃぐちゃになって離婚したかもしれません。
そんな反省も込めて今回の記事を書きました。
さて、そんな私もメンターのおかげで、両親の支配から抜けられ、今は自分の思う通りに生きられるようになりました。
人間関係がどうしてもゴチャゴチャしてうまくいかないときは、最終手段として言葉は悪いですが「逃げる」のもアリかなと思います。
ごちゃごちゃした中にいると、人間関係のヒモが絡まって全くほどけません。
そんなとき、その場所を離れてみて冷静になってみると、解決できると思います。
このアドバイスをしてくれたのが、メンターでした。
みなさんも自分に合ったメンターを探してみて、自分が生きる方向が間違っていないかをアドバイスしてもらうといいかもしれません。
行き詰まってしまった人生を解きほぐすヒントが見つかるかもしれませんよ。
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