毎日嫌なことや辛いことばっかり。
イライラして頭は痛いし、目は疲れるし、お腹の調子も良くない。
ストレスだらけの生活で、ストレス解消したいとお悩みではありませんか。
ストレスが多すぎると、胃腸炎になったり、便秘をしたり、下痢をしたり、免疫力が落ちて病気になったりと身体にとって悪いこと尽くめなんですね。
それだけでなく、ストレスが原因で集中力が切れて失敗したり、人間関係がギスギスしたりと体調以外でもおかしくなってきます。
このまま行ったらヤバイです。
しかしこんなときに、簡単にすぐできて効果が上がる方法があるんです。
それは「笑う」こと。
今回は「笑う」ことで得られる効果をいろいろまとめてお伝えしたいと思います。
「笑う門には福来たる」といいます。
笑ってストレスを解消です。ではさっそくはじめましょう!
楽しくないから笑顔になれない、とはよく聞く話です。
「楽しくない→ 笑顔になれない」の公式だと一般的に理解されています。
しかし楽しくなくても、口角を上げて笑顔を作ると「楽しく」なります。
顔を意識的に笑顔にしたとき、表情筋からは笑顔の信号が脳に向けて流れます。
笑顔信号を脳が感知したとき、脳は「楽しい!」と無意識に判断するのです。
したがって本当の公式はこちらになります!
「楽しくない→ 笑顔をつくる →◎楽しい!」
いやいや、……本当に楽しくないから、なんて言わないで笑ってみてください。
笑顔になるとほらほら・・・楽しくなってきません?
「笑う」ことは副交感神経が働き出すためのスイッチになります。
私たちの身体を調整している自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。
交感神経は身体を興奮させる働き、副交感神経は身体を落ち着かせる働きがあります。
ストレスで交感神経が働きすぎて身体がとても興奮しています。
このままでいると高血圧や心筋梗塞になるリスクが高まります。
交感神経を抑えるには副交感神経を動かす必要があるのですが、自分の思うままに動かせません。
しかし「笑う」ことで副交感神経を働かせることができます。
副交感神経が働き出すと血圧が下がり、心拍数が減り、呼吸が落ち着いてきます。
笑うことで副交感神経が働きだすと新たな効果が現れます。
脳の血流量が増加します。
副交感神経は血管の太さを広げる働きがあります。
つまり血管が太くなって血流が増加し、体中に酸素や栄養分を身体に循環させる能力が高まるのです。
脳にも送られる血流量が増えて、脳内の神経細胞が活発に動きだします。
集中力が高まってきてヒラメキが増え、脳の中の海馬の働きが活発になって記憶力がアップします。
血流量が増えることで血管が詰まる病気、脳梗塞や痴呆の予防・回復にも役立ちます。
笑うことで免疫力がアップします。
身体に入ってきた異物をやっつけるNK細胞が活性化します。
ウイルスに感染した細胞やガン細胞をやっつけます。
NK細胞が活性化すると病気になりにくくなります。
笑うことで脳内には「エンドルフィン」という脳内物質が分泌されます。
エンドルフィンには痛みを抑えて幸福感を増やす働きがあります。
モルヒネの数倍の鎮痛作用があるそうです。
クスリに頼らなくても笑うことで身体が楽になって幸せ感もアップするんですね。
幸せ感がアップすれば寿命が伸びることも期待できます。
笑うことは脳内にα(アルファ)波を出すスイッチになります。
笑顔の表情が笑顔になると、顔の表情筋から笑顔の信号が脳に送り返されるので、脳は笑っている=楽しいと誤作動を起こします。
すると脳はリラックスしてきてα波という脳波を出します。
α波が出てくると脳の集中力が上がり記憶力もアップします。
笑うことはお腹を使います。
笑っているときはお腹で呼吸をする(=腹式呼吸)ので、お腹にある横隔膜を使って肺を活発に動かし、身体に酸素をたくさん取り入れて二酸化炭素を吐き出します。
笑うことで副交感神経の働きで血管が太くなっているところに、たくさんの酸素を取り入れるので、体中に酸素がたくさん送られて体の調子が良くなります。
身体が錆びつく原因といわれる活性酸素を排除する働きもあるので、病気や老化の予防になります。
笑って腹式呼吸をすると横隔膜が鍛えられます。
横隔膜が鍛えられると、胃が横隔膜に支えられて上がるため胃下垂がなくなり、胃の働きが良くなります。
胃が上がると小腸のスペースが広くなり、小腸からの栄養吸収が良くなります。
同時に胃が上がると大腸の働きも良くなって、便秘の解消や下痢も抑えられます。
調査によると楽しく笑うことで、糖尿病患者の血糖値が下がるそうです。
血糖は多すぎても少なすぎても困りますね。
笑うことで血糖のバランスを整える働きがあるそうです。
笑うことは、顔のたるみを予防するのでエクササイズにもなります。
私たちは笑うとき、顔の表情をつかさどる表情筋をすべて使っています。
顔の筋肉の引き締め効果があり(小顔効果ですね)若返りも期待できます。
笑うことは人を引き寄せます。
笑顔は警戒心を減らして親しみやすさをアップさせます。
周りの人は話しやすさを感じて、何かと声をかけるようになります。
すると出会いが多くなって、新しい道が開けることだってあります。
笑うことは人間関係を円滑にする潤滑油の働きがあります。
笑顔を見ると周りの人たちもつられて笑顔になります。
自分だけでなく周り全部の幸せ感をアップさせて、みんなのストレスを減らします。
笑顔の多い職場は雰囲気が良いのでコミュニケーションが活発になります。
職場内の小さな出来事でも話せるような職場環境だと、リスクマネジメントの観点から大きなメリットがあります。
仕事や職場環境でトラブルが大きくなる前に問題を解決できるので、失敗が減って仕事の成績も上がります。
職場全員が良い雰囲気になれば物事をますます良い方向に進ませる原動力になります。
いかがでしたでしょうか。
笑いたくないと思っても笑顔を作ると、なぜか楽しくなってきます。
笑顔は楽しいと判断してしまう脳の仕組みに秘密がありました。
笑うことでストレスは解消し、様々な良い効果が出てきます。
本当に笑えなくても、無理に笑っても効果があります。
あなたの周りは笑えない雰囲気になっているかもしれませんが、元気を出して笑ってみましょう。
今回は「笑う」ことで得られる効果をいろいろまとめてお伝えしました。
ストレスを笑って解消しましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
私自身についてですが、小さい頃の写真を見るといつも笑っています。
なんであんなに楽しかったのかなあと思うのですが、さっぱり分かりません。
滑り台に乗っていたり、砂場で砂遊びをしたり、ブランコをこいでいたり・・・
不思議となんだか楽しかったんですよねー。
それに比べると今はあんまり笑わなくなったなーと記事を書きながら反省しています。
(今日の記事は、一生懸命に口角を上げて笑顔で書いたんですよ!)
今も子どもっていつ見ても本当に楽しそうにしていますね。
子どもは大人の20倍ぐらい多く笑っているそうです。
だから遊んで駆け回っても平気だし、元気いっぱいなんですね。
そんな子どもたちの姿を街でたくさん見ることで私は元気をもらっています。
笑うことは、ストレス解消になる第一歩ですから、無理でも笑顔になってみてください。
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