サラリーマン生活をしていると、職場での人間関係から精神疾患となって長期休暇を取ってしまう人が出たり、会社を辞めていく人たち見送ったりする経験をしませんか。
私自身も会社の人間関係がいやになって心が折れ、辞めた経験があります。
一方でどんなにストレスが多くても、どんなに大変な思いをしても、過酷な環境でも精神状態が平気な人たちがいるのです。
私はそんな人たちを「うらやましい」と思いました。
その力を得るにはどうすればいいのかを知りたくなったのです。
そこで分かったのが、レジリエンスという言葉でした。
今回はレジリエンスとは何か、どうやってレジリエンスを鍛えるのかについてご紹介しています。
ストレスフルな社会を乗り切る切り札かもしれませんので、どうぞご覧ください。
レジリエンスとは日本語で、精神的回復力、抵抗力、復元力、耐久力と訳される心理学用語です。
私が会社を辞めた時に「心折れた」という言葉を使いましたが、レジリエンスは「心折れる」の反対の言葉に当たるようです。
レジリエンスとは例えると、柳の枝や竹のようなものかもしれません。
柳の枝や竹は曲げに強くて、外側から強い力をかけてもまた元通りに戻ります。
普通の木の枝のようにポキっと折れたりしません。
レジリエンスとは柳の枝や竹のように、外側からストレスをかけられても心がポキっと折れないしなやかさのある心の状態をいいます。
つまりレジリエンスが高ければ精神の疾患になりにくく、たとえなったとしても回復が早いんだそうです。
どんなにストレスが多くても、どんなに大変な思いをしても、過酷な環境でも精神状態が平気というレジリエンスの高い人たち。
元々持っている素質や遺伝が理由なのでしょうか。
もし遺伝だとしたら、レジリエンスの高くない人たちはずっとストレスに弱いままになってしまいます。
諦めるしかないのでしょうか。
いえ、そんなことはありません。
トレーニングすれば誰でもある程度レジリエンスを高められることがわかってきています。
レジリエンスの高い人たちの共通する項目を見習って、その人たちなれるようなトレーニングを行なえばレジリエンスを高められるのです。
抗うつ薬のようなクスリを使う対症療法ではありませんから、安心してできます。
ではどうすれば柳の枝や竹のようにしなやかな心の状態になれるでしょうか。
レジリエンスを高めるには、自分の内側を変える=考え方を変えることと、自分の外側を変える=環境などを変えることの2種類があります。
レジリエンスを高めるには次の5つを習慣にしていきましょう。
レジリエンスを高めるには、自分をもっと肯定的に見るようにしましょう。
自分の評価が低いままだと、ストレスを受けた時「どうせ自分はダメだ」と否定的な考え方を持って、マイナスな精神状態になりやすくなります。
自己評価が低いままだと、自分の欠点ばかりを見てしまい、やればできることでも「自分には出来っこない」と行動に移しません。
自分には良い点も悪い点もあることを受け入れましょう。
さらに悪い点だと思っていることでも見方を変えることで、自分の良い点になるのです。
自分に対してもっと良い評価をつけましょう。
レジリエンスは精神的なしなやかさを意味する言葉です。
レジリエンスの高い人はストレスをしなやかに避けたりはじいたりする能力が高い人です。
一方でマイナスの精神状態になりやすい心は考え方が硬く、硬い盾で自分を守ろうとします。
考え方が硬い人は「完璧主義」や「こだわりが強い」人ですね。
自分で自分を追い込んでしまいやすく精神的にストレスを受けやすいのです。
うつ病になりやすい性格の人も、真面目で責任感が強く完璧主義の性格を持っています。
私たちの人生は自分の予定通りにいかないし、理不尽な扱いを受けることあります。
そんな時「まあ、しょうがないか」と考えたり、「ここは我慢するしかないか」と受け入れれば、レジリエンスは高くなります。
ときにはどんなに一生懸命頑張っても思い通りにいかないとあきらめたり受け入れたりするのが大切なのです。
「人生、こんなときもあるさ」とある意味適当に楽観的に考えられると心が折れにくくなります。
レジリエンスを高めるには、安定した豊かな人間関係を作りましょう。
私たちは孤独が精神的に一番耐えられません。
信頼関係のある人たちとのつながりを持っていると、それだけでも安心しストレスから自分を守ってくれます。
深いことまで話せる信頼のおける親友がいると心強いです。
話しにくいことでも相談にのってもらったり、一緒に遊んでストレスを解消したりと、親友がいれば助けてもらえます。
さらに仕事の中でも相談できる相手がいれば、ストレスを受けたときに早めに相談できて、心の中に溜めないでいられます。
レジリエンスを高めるには、社会と適度に関わり合いをもち、社会の中で役割を持ちましょう。
具体的には、やはり職業について「社会に貢献している」感覚を持つことです。
社会と関わり合いを持つことは、孤独感を減らすことにもなります。
レジリエンスを高めるには毎日の生活習慣を整えることが大切です。
バランスの取れた食事、運動の習慣を持ちましょう。
ここまでレジリエンスを高める5つの方法をご紹介してきました。
次に毎日忙しい中で、ちょっと精神的にへこんでしまったなと感じたときできるだけ早く立ち直れる方法をご紹介しましょう。
私たちはいつも運動不足だと感じませんか。
身体を動かすことは身体の健康になりますが、心の健康を保つのにも大切です。
ただし急激な運動は必要ありません。急激な運動をしたらストレスになります。
ストレッチや散歩などを毎日の生活に取り入れましょう。
歩くのが一番手っ取り早いです。
階段を使う、ひと駅分歩くなどを実行してみてください。
血中のブドウ糖濃度を一定に保つことが、心を安定させることが分かっています。
少しの量の食事を3時間の間隔をあけると、ブドウ糖の濃度が一定になるそうです。
ブドウ糖の濃度が上下することで心の状態が乱れるのだそうです。
特に炭水化物や砂糖を取りすぎると、血糖値が急激に上昇・下降するので気をつけてください。
睡眠不足になると心は不安定になります。
十分な睡眠時間をとりましょう。
ただしあまり寝過ぎてしまうと体が疲れますので、ほどほどに。
睡眠の長さ以外にも、昼夜逆転の生活でしたら改めてください。
人間の体は早寝早起きに向いています。
深夜は成長ホルモンが分泌され、朝日を浴びると幸福ホルモンと言われるセロトニンが脳内で増えます。
規則正しい生活を習慣にしていくと心がいつも元気になります。
いかがでしたでしょうか。
どんなにストレスが多くても、どんなに大変な思いをしても、過酷な環境でも平気な人たち。
レジリエンスとは柳の枝や竹のように、外側からストレスをかけられても心がポキっと折れないしなやかさのある心の状態をいいます。
レジリエンスは素質や遺伝ではなく、トレーニングすれば誰でもある程度レジリエンスを高められることがわかってきています。
レジリエンスの高い人たちの共通する項目を見習って、その人たちに近づけるようにトレーニングを行なえばレジリエンスを高められます。
今回はレジリエンスとは何か、どうやってレジリエンスを鍛えるのかについてご紹介してきました。
ストレスフルな社会を乗り切れる切り札かもしれませんので、どうぞご活用ください。
レジリエンス、しなやかで折れない心。
ストレスが多くても、どんなに大変な思いをしても、過酷な環境でも精神状態が平気な人は鉄の心臓を持ってるのかなと私はかつて思っていました。
そうじゃなかったんですね。
自分をきちんと自己評価できていて、自分を肯定できる人だったんです。
私はレジリエンスの高い人間じゃなかったので、心理学を学ぶ前はそのようなことをちっとも知らなくて苦しみました。
完璧主義で、真面目すぎて考え方が硬くて責任感が強すぎて「〜でなければならない」という気持ちが強すぎて、自分で自分を苦しめていました。
人間関係から会社を辞めてしまったのもそんなことが原因にあったからです。
でも現在は以前と変わりました。
私がメンターに出会えたからです。
メンターの下で心の勉強をしていく中で、自分が少しずつ変わっていきました。
少しずつ自分を認められるようになってきたんですね。
自分はこのような人間だけどまあいいじゃないかと思えるようになりました。
以前なら「〜できないなんて自分はダメなやつだ」といつも自分を責めていたんです。
メンターから教えられて、自分を責めなくていいことを知りました。
自分を認められるようになって心が楽になり、不安が減りました。
いままでできなかったことにもチャレンジできるようになったんです。
一人で旅行するなんて以前はできなかったんですよ。
今はどこでも行けちゃいます。
さらにブログを書いているなんてことも全く予想してませんでした。
メンターからは、以前と比べるとだいぶ変わりましたねと褒められました。
メンターにお会いした当初の私は、何を考えているか分からないぼんやりとした人で、不安に思ったそうです。
今はそれから比べるとかなり元気になりましたよ。
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