なんだか初対面の人は苦手だと思っていませんか。
私も元々は初対面の人は苦手ですね。
たとえば引っ越しや転勤、進学などで出会う初対面の人。
ほかにも新しい会社を訪問したときや、初めて取引先の偉い人に会うときなどなど。
初めて合う人は誰でも、何の情報もなくて緊張するものです。
初対面の人に対してやりがちなのが、たわいもない話を長々としてしまうことですね。
相手をちっともわからないままで話を終えてしまうことも。
しかし初対面の最初の印象付けがとても大事なことを知っていましたか。
初対面のときの印象がそのままその後の付き合いに影響してしまうのです。
心理学でも初対面の印象が良ければ長く良い信頼関係を築くことができるのだそうです。
そうだとしたら、初対面の人との出会いをもっと大切に考えないといけないですね。
今回は、信頼関係の築き方・初対面でも心配しない心構えという題で、初対面の人と話をする時の心構えについていろいろとまとめてみました。
私たちは穏やかで笑顔の人を見たときに「優しそうだな」「話しやすそうだな」と感じますね。
このとき笑顔の人に対して安心感を感じます。
普段私たちは、知らない人に対して心の中には無意識のバリケードがあります。
心の底では「傷つけられるかもしれない」という不安があるからです。
人間が持っている防衛本能なんです。
ですから初対面同士はお互いに不安になります。
でも笑顔は、相手のバリケードをなくしてくれるのです。
とくに始めの数分間は笑顔を意識しましょう。
眉間にしわなんか寄せちゃだめですよ。
「この人怖そう」「この人怒っているのかな」と思われてしまいますから。
初対面では自分に対して相手が良い印象を持つことが重要です。
良い印象にするには背筋を伸ばしましょう。
うつむいたり、肩を落としたり、背中を丸めたりしていませんか。
こんなしぐさをするのは、体調が悪かったり気分がすぐれなかったりのときですね。
相手は「元気なさそうだな」「大丈夫かな」「頼りなさそうだな」と思います。
初めて会ったとき、背筋を伸ばして、力強く腕を振り、大股でテンポよく歩き、座っていても背筋をピンと伸ばしている人は安心感があります。
日頃から背筋を伸ばして、目線を上げるように心がけましょう。
この背筋を伸ばすことについてですが、私たちのしぐさは無意識に行なっていることが多くて、姿勢も意識しないと変わりません。
歩くときは建物のウインドウに映る自分の姿勢を確認したり、鏡の前で姿勢を伸ばしてみる練習をしてみてください。
私自身のことですが、かつては猫背で背中を丸めて歩いていたのを自分では気が付いていませんでした。
ある日自分の姿勢に気づいてから直すようになりました。いまでも、歩くときには自分の姿勢をいつも確認しています。
確認することを習慣にしていくと、自然に身体が出来上がってきて、背筋を真っ直ぐ伸ばしせるようになりました。
話しかけるのを躊躇していると、相手に自分の不安や緊張感が伝わってしまい、「関わりにくい人かな」と思われてしまいます。
相手も何となく声をかけにくいなと感じてしまいます。
このような初対面同士の緊張を打ち破るのは、自分からの先手必勝のあいさつです。
「おはようございます」「こんにちは」「はじめまして」「よろしくお願いします」と笑顔で話しかけてみましょう。
緊張するのは最初だけです。
最初の突破口を自分から開けましょう。
自分から先に声をかけるのは、真っ先に名前も覚えてもらえるし、自分の印象度を上げるのに有効なんですよ。
初対面の相手に先入観を持たないように気をつけましょう。
初対面の人の場合まだ何の情報もありませんから、相手を顔を合わせたときに、自分の過去会った人の情報から、勝手にこの人はこのような人だと決めつけてしまうことがあるのです。
このように決めつけてしまうと、相手をフィルターを通してしか見れなくなってしまいます。
たとえば、相手が怖そうだというフィルターで決めつけてしまうと自然と相手に対して及び腰になったり、相手が弱そうだというフィルターで決めつけると相手に対して強気になってしまったりするのです。
さらに相手に対してフィルターをかけたまま接していると、自分の意識が相手に伝わって、相手もフィルターに合わせた行動をとってしまう可能性もあるのです。
こんなことが起きないためにも、初対面の第一印象で相手を決めつけてしまないようにすることが大切なんです。
初対面では話を聞くことに集中してみましょう。
人は自分の話を聞いてもらえると、うれしく感じます。
自分を認めてもらったという気持ちになって満足します。
人間にある承認欲求という大きな欲求が満たされるからです。
でも普段私たちは話すことは得意でも、聞くことはあまり得意ではありません。
自分の話したいことばかりをずっと話し続ける人たちが大半です。
自分のことを分かってもらいたいという気持ちから、つい自分の話が中心になってしまうと思うのですが、それでは相手のことをよく知ることにはなりません。
相手のことをよく知り、相手の承認欲求を満たすことが先です。
相手の話を真剣に受け止めて、話を聞きましょう。
承認欲求を満たされた相手は気持ちが良くなり精神的にも満たされます。
初対面のときの相手への心遣いが、信頼関係を育くむ基本になるということですね。
相手の話を聞くことは実はとても楽しくて刺激的なのです。
相手から話を聞き出すときのヒントは好奇心です。
ぱっとしないなあという人でも、話を聞き出していくととてつもない秘密が隠されていたり、興奮と感動にあふれた物語が出てきたりするのです。
自分の知らない他人の人生や考え方を知ることは、自分の人生を広げます。
このように人には誰にでも魅力的な物語があると分かってくると、話を聞くことはつまらないという発想をしなくなってくるのです。
さきに述べました先入観とも大きな関わりがあります。
先入観があると人を決めつけてしまうので好奇心もわいてきません。
そのためにも先入観を持たずに、相手の話にもっと好奇心をもって耳を傾けてみませんか。
私たちは自分に近い人だなと感じたときに安心感を感じます。
たとえば初対面の人が地元が同じで、一気に盛り上がったりしますよね。
そのほかにも、同じ学校に通っていた、趣味が同じ、同じスポーツをしていた、同じ野球チームを応援している、名字が同じ、年齢が同じなどなど。
自分に近いと感じた人には安心感を感じて、短い時間で信頼関係が築けてしまいます。
私の経験でも、取引先の担当者が同じ学校の卒業だとわかって、なかなか進まなかった取引が急にうまく運んでしまったことがありました。
共通点は相手との緊張感を突き崩す大事なアイテムです。
相手との共通点はなんだろうと常に関心を持って会話をしましょう。
相手と話をするときは、相手の話すペースに合わせて、自分も話をしましょう。
相手のペースに合わせないで自分のペースでずっと話していると、相手はペースを乱されてしまって居心地が悪いなと感じさせてしまいます。
会話はリズムや流れが大切です。
会話の流れがずれていると話がつながらなくなったり、盛り上がらなくなったりします。
また、自分が早すぎるペースで話すと軽率なイメージを与えたり、ゆっくり過ぎるとマイペースなイメージを相手に与えたりします。
相手に好印象を与えるためにも相手の話のペースに自分も合わせましょう。
初対面の相手と話の中で、たとえ相手の話が自分の主義主張と違うなと思っても相手の話を否定するのはやめましょう。
自分の主張と相手の主張は別なんだと考えて、相手の立場に立って相手の話を聞くことが大切です。
相手の話を否定すれば争いになります。
ムダな争いは何の得にもなりません。
争わないように黙っていても、心の中で相手の話を否定していると、自分では意識していないのに、会話の中のどこかで相手を否定してしまうのです。
相手にはそれが伝わります。
そうならないためにも相手の話は否定しないという意識をで、相手の立場に立って肯定する姿勢で話を聞きましょう。
さらに相手から話の同意を求められたときは、相手の話の否定をするのではなく、自分は考え方があなたとは違うが参考になったと伝えることは大切です。
全て相手の話に同意して自分の意見を消してしまうのでは、それはただ相手の言うなりになってしまうことで、本当の意味の信頼関係を築くことにはなりません。
自分の心の中の軸をぶらさずに、さらに相手を否定しないのが真の信頼関係なのです。
いかがでしたでしょうか。
初対面の最初の印象付けがとても大事です。
初対面のときの印象がそのままその後の付き合いに影響してしまうからでした。
信頼関係を築くには、不安をとり除き安心感を感じてもらうことが大切です。
今回は、信頼関係の築き方・初対面でも心配しない心構えという題で、初対面の人と話をする時の心構えについてご紹介してきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
私は元々人と話をするのが苦手でした。
それなのに仕事で外回りの営業をすることになってしまい、本当に大変な思いをしました。
私の得意先は扱いの面倒な人が多かったので、本当に大変だったんです。
私はパチンコ屋さんを回って商品を販売する仕事でした。
今は経営も健全化していて全くスムーズに仕事ができるような状態になってきたのかなと思っていますが、かつてはクセのある経営者やクチの悪い人、キツイ性格の人たちがいて、かなり鍛えられました。
そんなことで、なんとか仕事はできるようになったんですね。
でもいつも楽しい気持ちはしなかったんです。
マイナスな気分になっていました。
この仕事をしなくなって私は本当に気持ちが楽になったと思います。
あるとき私のメンターは私のことをこのように話しました。
「小島さんは、いつも人の下に入ってしまうタイプですね」
そうかもしれません。
ずっと人の下に入ってしまう感じで仕事を続けていましたからね。
知らず知らずのうちにこのようになってしまったのだと思います。
今までは本当の信頼関係を築けてきませんでした。
メンターのおかげで、今やっと自分の気持ちをストレートに出せるようになってきました。
おかげで自分の心が軽くなってきたと思います。
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