ああ、失敗した・・・
これまで私は何度この言葉を言ってきたことでしょうか。
車を電柱にぶつけて大破させたり、電車に乗り遅れて大事な商談に間に合わなかったり、得意先の備品を間違って壊してしまったり、飛行機に乗り遅れたり、などなど。
失敗したときは自分が本当に嫌になって落ち込んでしまいますね。
でも、いつまでも落ち込んではいられません。
前向きに生きて、人生を明るく生きたいと思いませんか。
今回は「失敗から立ち直る!マイナスをプラスに変える思考法」という題で、失敗したときに陥りやすい思考パターンや、失敗したときに落ち込まないで前向きになれる思考法についてご紹介したいと思います。
失敗は、自分の思いもかけないところから突然やってきます。
失敗の原因が自分だったりすると、とても凹んでしまいますね。
そのときの心理はこんな風になっていませんか。
失敗して誰よりも心を痛めているのは自分自身ですよね。
もう情けなくて、どうしてあんな間違いをしでかしたのかと、とことんまで自分を責めてしまいます。
なんて自分はダメな人間なんだろう。
うまくできないなんて最低だ。
上司からも叱られて、本当に惨めだ。
よくわかります。その気持ち。
もう一度失敗する前まで戻れるのなら、やり直したいですよね。
失敗したことは職場全員の人たちに知れ渡っています。
上司もカッカとしているし、周りの人たちも遠巻きにこちらを見ている。
自分が失敗したことを影でうわさ話をしているようにも感じる。
「あの人ダメだね」「失敗したんだって」
そんな声が聞こえてくるような気がします。
職場内でも自分の居場所がなくなってしまったと感じてしまいます。
「針のむしろ」ってよくいいますが、誰も助けてくれなくて、ひとりぼっちになったと悲しくなりますね。
失敗した場面が頭の中に思い浮かんでくるのです。
それもスローモーションで何度も何度も。
思い出すたびに胸が苦しくなります。
考えるのはやめようと思うほど、また思い出します。
頭の中でグルグルと記憶がよみがえりますね。
このように自分の心理状態は最悪になってきます。
でもこのままいつまでも落ち込んでいては、あなたの心にも身体にも良くありません。
このままの状態のまま落ち込んでいると、失敗したことを何度も思い返すことになり、失敗の記憶を頭の中で強化してしまいます。
過去の経験と似たような場面に再び遭遇したとき「また失敗するんじゃないか」と不安が強くなってしまうのです。
その不安が残っていると、再び失敗するのが多くなるのです。
この失敗からなんとか立ち直って、再び頑張っていきたいと思っているなら、考え方を変えてみませんか。
つまり失敗のとらえ方を変えてみるのです。
失敗をどのようにとらえたらいいか見ていきましょう。
落ち込んでしまうと、どうやっても前に進めません。
こんな状態にいつまでも浸っているのはイヤですね。
早くなんとかしたいですよね。
そこでこのように考えてみてほしいのです。
他の誰も失敗はしないのでしょうか。
失敗は誰でもしているんじゃないでしょうか。
普段なんともなく働いている周囲の人たちや、上司だって実のところは、これまでに何度も失敗しているはずですよ。
誰も表面には出して言いませんが、みんなそれぞれに失敗した経験を持っています。
周囲の人に、これまで失敗した経験について聞いてみたらどうでしょうか。
あなたよりすごい失敗をした人がいるかもしれませんよ。
大丈夫です。これまでに一度も失敗しないで来た人なんていないです。
失敗は成功するための栄養です。
失敗してみないと、仕事のどの部分がつまづきやすいか、仕事の進め方のどこがマズイのかが分かりません。
さらに今回の失敗は小さなことで、もっと大きな失敗にはなりませんでした。
一つ小さな失敗したことで、他の失敗にならないように考える力を身につけられたのです。
良い経験をしました。
ちょうどいいチャンスが巡ってきたのです。
失敗の中には成功のヒントが隠れていることもあって、「あの失敗が今の成功につながった」というケースもあります。
失敗を失敗としてとらえるのではなく、失敗を経験と考えてみてください。
この経験は成功につながる財産かもしれないのです。
失敗して気持ちが落ち込むというのは、心理学的見地から言えば「落ち込みたい」と自分が決めているのです。
なぜか失敗しても落ち込まない人がいますね。
落ち込まない人は「落ち込まない」と決めているし、落ち込んだ人は「落ち込みたい」と心で決めているのです。
落ち込みたい人はそれを無意識にやってしまうのです。
失敗してしまったときには「今自分は落ち込むか、落ち込まないかの判断の分かれ目だ!」と考えてください。
それから意識して「落ち込まない判断を取ろう!」と決めてください。
たとえば重要な資料の作成に間違いがあったとき「資料でミスするなんて最低な日なんだ」と考えた場合、考え方には、事実と事実以外のものが含まれているのがわかりますか。
「資料でミスした」は事実ですが、「最低な日」は事実ではありません。
最低な日は自分で付け加えた「思い込み」です。
こんなとき人によっては「早めに気がついたんだからまだ大丈夫さ」と考えます。
つまり起こしてしまった失敗の事実はきちんと把握して、ネガティブな思い込みを事実に付け加えていないかを確認してほしいのです。
思い込みをはずして事実だけを見れば、失敗を必要以上に重く受け止めることも、気に病むこともなくなります。
失敗したときは頭に血が上って考え方がかたよっています。
自分自身を客観的に見てみましょう。
失敗に対してもっと冷静に考えられます。
冷静に考えられると、失敗の対処法も見えてきます。
失敗したことが、実はそれほどの問題ではなかったと気づくなんてこともあります。
焦りや不安が強いと、失敗をより重く受け止めてしまいます。
冷静に対応すれば、失敗をリカバリーすることだってできます。
失敗してもその後の対応次第で成功することだってあります。
決して落ち込まないでください。
いかがでしたでしょうか。
人は失敗するんです。でも失敗を通して成長する生き物です。
失敗なんて成長する過程の中のひとつの行事なんです。
失敗は自分の財産です。
このように考えて、失敗を必要以上に重く受け止めるのをやめましょう。
自分を落ち込ませない!と意識を持てば大丈夫です。
失敗したことを客観的に見て、冷静になりましょう。
今回は「失敗から立ち直る!マイナスをプラスに変えてしまう思考法」という題で、失敗したときに陥りやすい思考パターンや、失敗したときに落ち込まないで前向きになれる思考法についてご紹介してきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
私の人生の最大の失敗・・・う〜ん、それは結婚です。
今から21年前、私は30歳で結婚しました。
あのとき早く結婚しないといけないという気持ちが強かったんですね。
両親からも「早く結婚しないと一人前じゃない」と言われて焦っていました。
「会社を経営する立場になるのだから、ちゃんとした人をお嫁さんにしなさい」と
何度も何度も耳にタコができるくらい聞かされてきたのです。
正直女性の人とお付き合いした経験がほとんどなくて、女性のことをよく知らなかったのがいけなかったのかもしれません。
ある人の紹介から女性を紹介されたのですが、見た目で好きになってしまいました。
一目惚れですね。ハイ。
中身がよくわからないのに決めちゃったんです。
本当ならもっとよく知っておくべきでした。
結婚してから感じたのは「いつまでたってもこの人とは平行線で交わるところがないなあ」ということです。
自分と価値観が合わない人だったのですね。
何となく話が噛み合わないのですが、私は自分から他人に合わせてしまうので、それでもなんとか夫婦生活を続けてきました。
しかし、東日本大震災でついに決定的な亀裂ができてしまいます。
経営していた会社が廃業してしまったので、収入が途絶えてしまったのです。
「金の切れ目が縁の切れ目」だったのかもしれません。
収入が安定していたときは心が穏やかだった彼女が、次第に変わってきました。
これまできちんと夫婦の中で話し合いをしてこなかった私に一番の責任がありますが、彼女がこんなに自分勝手でわがままだったとは思わなかったのです。
最終的には結婚17年目で離婚となりました。
離婚の話はまた別に機会にしましょう。
今はもう彼女のことを恨んでいません。
人の性格についていろいろと勉強をさせていただきました。
彼女を恨まなくなったのは、私がメンターに出会ったからです。
どんな人にも出会った意味があることを教えていただいています。
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