そんなに難しくなくて、身体をコントロールして、メンタルの状態を変えるだけなんです。
目から入ってくる視覚情報は大量に脳の中に入ってきます。
そこに脳が集中して処理するのを邪魔するような視覚情報が入ってくると「雑音」が生まれて、モチベーションを下げてしまいます。
こんな雑音が生まれないように、目を閉じて心を静めてみましょう。
プチ瞑想で心が空白になると、自分の内側から湧き上がってくる「やる気エネルギー」に注意を向けられますよ。
また、このプチ瞑想は職場でも電車の中でも、いつでもどんなところでも効果があるんです。
人間の緊張とリラックスをつかさどっている神経は、呼吸と強い結びつきがあります。
息を吸うときは交感神経の働きで緊張が起こって、反対にはく時には副交感神経の働きでリラックスできるという仕組みになっています。
この仕組みを利用すれば、意識的に緊張を高めて強いモチベーションを生み出したり、リラックスしたりできるようになるのです。
モチベーションが上がるようにしたい時は、「ハッハッハッ!」と短い呼吸を10秒間で10回ぐらい行います。
これに慣れてきたら30秒ぐらいまで伸ばしてみてください。さらに効果が出てきます。
ちなみにリラックスしたい時には、深くゆったりした呼吸を行います。
お腹に風船が入っているようなイメージで、吸うときはお腹をふくらませて鼻からゆっくりと吸い込み、はくときはお腹をへこませて息をはきます。吸う息とはく息の時間は1:2の割合にします。
「私はどうせダメだ……」と最初からあきらめムードをイメージしてしまうと、どんな人でもテンションが下がってしまい、モチベーションは上がってきません。
成功する未来をイメージすれば、だんだん気持ちが明るく前向きになってきます。
「ホントは違うんだけど……」などというネガティブイメージは振り払いましょう!
本気で成功した自分を想像することで、成功までの具体的なルートが見えてきます。
前向きな気持ちがあっても、心の中に秘めていては、今ひとつ決意が弱くて、いざやるぞという時にためらいが起きたりします。
「自分はできる!」「私(俺)はやるぞ!」と声に出してみましょう。
言葉として声に出すことで、自分の気持ちを再確認し、同時にムクムクとやる気が満ちてきます。こういうときには、短くてシンプルなフレーズが適しています。
山や海に向かって叫ばなくても大丈夫です。布団でもかぶって近所迷惑にならないように叫んでもいいし、一人カラオケで叫んでもいいし、とにかく大きな声で思いっきり声に出してみましょう。
武道や武術の達人ほど基本姿勢は「上虚下実」といって、下半身のヘソのすぐ下にあるツボに力をため、上半身はリラックスしているものなのだそうです。
相撲の四股(しこ)も、剣道の蹲踞(そんきょ)も、すべてこの法則に従っています。
超シンプルで、日常で簡単にできる姿勢が「正座」です。
1分間の正座だけで、「丹田(たんでん)」と呼ばれる下半身のツボに力がたまり、モチベーションアップが発揮される効果があります。
目は脳に最も近い場所にあって、目から入った情報はダイレクトに脳に届き、私たちの感情に影響を与えています。
この働きを利用したモチベーション・アップ術が、気持ちが上向きになる写真を見ることで、テンションを高める方法です。
オススメは、将来旅行してみたい観光地や乗りたい車、憧れの俳優や女優さんの画像も良いようです。家族の写真も大きい効果があります。写真だけでなく、DVDなどの動画も効果があります。
写真や動画を見ながら、実際にそこに今いる気分や、理想の自分になったイメージをしたり「この人のためなら頑張れる!」と決意を新たにしたりするだけで、モチベーションが上げられるようになります。
こちらも目から入ってくる視覚情報に変化を与えて、モチベーションを上げる方法の一つになります。
いつも座っている場所を移動したり、高い位置から見下ろすような視点をイメージしたりすることで「俯瞰で考える意識」を頭の中で浮かべてみます。
現実に物理的な自分の座席や立ち位置を高い場所にするだけでなく、心の中で、部ビルの屋上から下を見下ろしているようなイメージをするのも効果的です。
高いところから広々とした地上を見下ろすイメージをつけることで、小さなことにクヨクヨしない気持ちになれます。
追い込まれてくると起きる「火事場の馬鹿力」を利用するのも手です。
まず、自分で自分にプレッシャーをかけるために、仕事にデットラインを設けて「△月△日までに完了します」と宣言してしまいます。このように自分の退路を断てば、そうしなくてはならないという気持ちになってきます。
宣言した内容を紙に書き、見える場所に貼っておくことで、プレッシャーが一層高まって効果が大きくなります。
ただし、あまりたくさんの「やります宣言」をやってしまうとキャパオーバーになって、かえってやる気がなくなってきますので注意してやりましょう。
笑いは有酸素運動です。また、ナチュラルキラー細胞を活性化させ、がんの予防効果や認知症改善にも良いなど、医学的にさまざまな効果が発見されています。
そこで、モチベーション・アップに有効な「意識的に笑う」行動をとることで、気持ちの切り替えをはかります。やり方は簡単です。
最初は、おかしくもないのに笑うことに抵抗感があるでしょうが、回数を繰り返すうちに行動と感情が同調されて、本気で楽しく笑えるようになっていきます。
「これなら負けない!」という特技、得意技のことを「コアコンピダンス(中心的専門能力)」と言います。
日本の学校や職場では、なんでも満遍なくこなせるのがいいと思う傾向がありますが、実際はあれこれと手を広げてどれも中途半端になっているようです。
それよりも、何か一つ専門性のあるもの、ダントツに得意なものを自分の得意分野として持っていた方が、すっと自信を持ちやすくなります。
仕事中にモチベーションが下がってきたなあと感じた時に、「自分には武器がある!」と得意技に目を向けて気持ちを切り替えてみてはどうですか。
再び仕事に取り組むモチベーションを取り戻す効果があわられてきます。
得意なものや専門性を身につけるには、積極的に自分自身を磨く自己投資が不可欠です。本で学ぶ、セミナーに参加することもよいと思います。
ただし難点は、目に見える効果が出るまでに時間がかかってしまうことです。特に20代の若い世代だと、勉強したことがすぐに実力になっている実感を得にくいかもしれません。
でも、実績を積み重ねていけば、それが強い自信になって、揺るがないモチベーション・アップの原動力になってくれます。
いかがでしたでしょうか。
どうしてもやる気が起きないとき、これをすればなんとかなるという方法を知っていれば何かと心強いものですよね。
目の前にある仕事をこなすモチベーション・アップの方法は即効性があって、最短60秒あれば、誰でもモチベーションが上がるようになれます。
毎日の仕事の中で、こうした方法を参考にしていただくことで、あなたの日々の生活が明るく豊かになりましたら幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
This website uses cookies.