彼が言ってることって嘘っぽい…
夫の態度が何だか怪しい…
上司の行動が何か変、…
何となくアヤシイと感じるけど、相手のしていることが嘘だとはっきりさせることは案外難しいものです。
これまで、無実の人を疑って相手を不快にさせたことはなかったでしょうか。
平気で嘘をつく人にまんまとのせられてひどい目にあったことがなかったでしょうか。
嘘を見抜けなくて痛い目にあったことがあるなら、なおさらどうすればいいのかお困りではありませんか。
そこで今回は、嘘をつくのが上手な人とはどんなタイプなのか、また人が嘘をついているときに表れる特徴を、心理学の視点から見ていきたいと思います。
さらに、嘘を見抜くための「8つの方法」もご紹介していきたいと思います。
平気で嘘をつく人にもう二度と騙されないために、あなた自身の身を守るために参考にしていただけましたら幸いです。
嘘をつくのが上手かどうかが分かる簡単な判断テストがあります。
方法はとってもシンプルです。
「利き手で自分のおでこにアルファベットのQをなぞってみる」をやってみましょう。
Qの最後の下のハネが「左右のどちら側に流れたのか」がポイントです。
他人の目をあまり意識しない人で、周囲の人によって自分の行動に変化があまり起こりにくい傾向があります。
嘘をつくのが上手ではない人です。
他人の目を意識できる人、周囲の状況に合わせて自分の見方を変えることができる人です。
つまり嘘をつくのが上手な人です。
人は嘘をつくとき、話す言葉の方に意識を集中させるので、身体のしぐさの方はおろそかにしやすいのです。
仕草は無意識にしてしまうので、嘘をついているときは、何となく不自然な動き方をしてしまいます。
しかしに他人の目を指揮できる人は、自分の見え方を客観的にとらえているので、嘘をついていても自分のしぐさをコントロールして不自然にならないようにするのが上手です。
ただし、これひとつだけで「嘘つき」と判断できません。引き続き見ていきましょう。
人はある感情を抱いたとき、脳は同時にその感情を表す指令を、顔の筋肉に送るという仕組みになっています。
私たち人間は、自分の感情を完璧にコントロールするのは、ほぼ不可能なのです。
つまり、どんなに嘘をつくのが上手な人だったとしても、何かしら「嘘をついている証拠」の表情が顔には出ているということです。
例えば、自分の感情を悟られたくないとき、多くの人は「笑顔」という表情を作りますね。いわゆる「作り笑い」という笑顔です。
「笑顔」は人間が意識的に作れる表情として最も簡単な表情です。特に、否定的な感情を隠すためによく使われています。
「作り笑い」か「本心からの笑い」かを見分けるには、「目の周りの筋肉」に注目するのがポイントです。
目の周りの筋肉は意識して動かしにくいので、嘘をついている作り笑いのときは目尻に「笑いジワ」が少なくなります。
本心からの笑っているときは「笑いジワ」が眼尻に多くできています。
嘘をついているか、もうひとつ分かりやすい表情として「まばたき」があります。
人は真実を話しているときよりも、嘘をついているときの方がまばたきが多くなります。
(ただし、意識的にまばたきをすることもあります)
顔の表情が出るタイミングと、身体の動きのタイミングがズレているかで嘘をついているかを確認する方法があります。
人が本当のことを話しているときは表情と身体の動きはほぼ同時に表れます。
しかし、嘘をついているときには、表情と身体の動きがズレるのです。
<具体例>
本当に怒っている人は、顔をしかめると同時に腕を組むが、怒っているフリをしている人は、腕を組んでから顔をしかめる、というようにタイミングがずれた行動をします。
嘘は、相手の言葉以外のしぐさ、ボディランゲージを見ることで見抜くことで見抜けます。
本心で相手に話そうとしているときには、無意識に身振り手振りを増やして話します。
しかし、嘘をついている人は、話す内容に意識が集中しているため、身体を動かすことが極端に少なくなります。
相手の嘘をボディーランゲージから見抜こうとするときには、相手の全体像が見やすい位置にいることがポイントです。
ただしボディランゲージはいくつもありますから、たったひとつのボディランゲージだけで嘘だと決めつけないようにしましょう。
話している内容、些細なしぐさ、顔の表情の変化など相手の全体を見ながら判断します。
嘘を追求するために、こちら側の方から質問をたくさん聞いていると自分の方がエネルギーを使いすぎて判断を間違えるかもしれません。
そこで、相手の話す言葉に耳を傾けること、話の内容を注目することに意識を集中させます。
相手の嘘を見抜くのには「相手にできるだけたくさん話をさせること」が重要です。
相手に弁明の機会を与えて、相手に話をさせましょう。
嘘をつく人は、嘘の話が矛盾しないことに全意識を集中させます。
このとき、相手が本心とも思えるような言葉をつい漏らしたりしないかに意識を向けましょう。
嘘を信じ込ませようと膨大なエネルギーを使うので、嘘をつく本人の集中が切れてついつい本音が漏れてしまうことがあるのです。
また、嘘をついている人は、論理的に整った話を考えようとするので、考える時間を作るための時間稼ぎをしたりします。
たとえばこんなことです。
質問された言葉をそのまま、質問した人に聞き返します。
頭の中で辻褄を合わせるための作り話を考えている、つまり時間稼ぎをしようとしています。
質問に質問で返してきたときはさらに要注意です。
嘘をついている人は、ここで質問をはぐらかすことで、自分が触れられたくない事実を相手がどれぐらい把握しているのか探りを入れています。
相手を信じ込まるために、説明する言葉数が非常に多くなります。言葉数がいつもより多いのが特徴です。
さらに「絶対に・神に誓って・正直に話すと」という噓つきの代表的キーワードも多く使っています。
嘘を見破るために有効なのは5W1Hを使った質問です。
特に相手が浮気をしていないかを確認するときに有効な方法です。
相手がYESやNOで答えられない質問で相手の嘘を見抜きます。
「はい・いいえ」を答えさせる質問では、嘘をついているか見極めが難しくなります。
嘘をついている人は必要以上のことを話さなくても済むからです。
そこで、5W1Hです。
これらを使うことで、相手に多く話をさせ、相手がボロを出すのを待ちます。
質問をする前にはできる限りたくさんの情報を収集する準備が必要です。
これらの項目をあらかじめ想定していて、質問内容を固めておくことで、自分自身が冷静に対応できます。
焦って感情的にならないようにしましょう。
相手を威圧したり、疑いをかけていることを前面に出すと、相手は口を閉ざすようになります。
私はただ話をきているだけだよと協力的な態度を見せることです。
すると相手はリラックスしてくるので、自分の方から嘘を見抜くようなヒントをさらけ出してきます。
「あなたは尋問されている」と思わせないことが重要です。
まずは嘘をついている人の言い分をしっかりと聞き、表情やしぐさも含めた上で判断します。
「嘘をついているに違いない」と先入観を持ってしまうと、誤解が生まれやすくなります。
ないようにしてください。冷静にならないと、嘘をついているかどうか正しく判断できなくなってしまいます。
嘘をついている人の「話の始まり」に注目してみましょう。
本当のことを話しているときは。この「話の始まり」の時間は長くても全体の3分の1ぐらいです。
しかし嘘をついている人の「作り話」では、「始まり」の時間にとても長い時間をとるのです。
さらにその内容も実に事細かに語られます。
嘘をついている人の心理として、嘘の話でも一部分の真実については安心して話せるからなのです。
特に話の始まりの部分については、嘘の始まる前の部分で、そこは真実なので、安心して「話の始まり」を長く話せるのですね。
さらに特徴があるのが、嘘をついているとき、嘘の出来事に対しては感情が含まれていません。
嘘の出来事は実際に体験していないので、感情が湧かないのです。
もしも相手の話の内容が、事実を話す冒頭部分がやたらと長く、その出来事についての感情が語られないときには、作り話をしている可能性が高いのです。
嘘の核心である「本題」よりも、その周りの「始まりと終わり」に嘘のヒントがあります。
嘘をつく人は嘘をつくことで多くの精神力を使います。
頭で嘘を考える作業が間に合わなくなって、ついつい本音を漏らすことがあります。
次のことから本音が見抜けます。
嘘をつく人は、違和感のある変な文法をつかったり、言い間違えたりします。
嘘をつく人が「聞き間違い」をして本音が表れることがあります。
たとえば、浮気をしている男性は「浮気」という言葉の響きに似た「浮き輪」「上着」という単語に過剰に反応したりします。
わざとこのような言葉を織り交ぜて話すと、ボロを出すかもしれません。
嘘をついている人は、話題を切り替えたときに「安心感」を表す特徴があります。
嘘をつくときは緊張状態です。
バレないように話を組み立てたり、しぐさに違和感がないように気をつけて話しています。
しかし、話題が切り替わったり、自分の嘘を信じてくれたとわかったりすると、「ホッ」として無意識に身体から力が抜けます。
このとき、自然な笑顔を見せるのです。
表情を見ていて「あれ?変だな」と感じたなら、嘘をついている可能性が高いです。
浮気をしている相手を問い詰めるときには、次の方法を試してみましょう。
まずは、しつこく浮気について根掘り葉掘り問い詰めます。
十分に相手が弁明をしたなと思ったときに「疑ってごめんね」と急に信じたフリをします。
このときに注目してほしいのが、この言葉をかけた後に見せる相手の表情や態度です。
嘘をつくことに解放されて「ホッ」とした表情や笑顔を見せたら、浮気をしている可能性が大きいかもしれません。
どんな人でも持っている「直感」を信じることで嘘を見抜けます。
嘘のサインを目で見ては見つけられなくても、脳は何かしらの違和感を感じ取っているということなのです。
はっきりした理由はわからないけど、なんだかおかしい、話す言葉に違和感を覚えた、見せた一瞬の表情が気になる、と脳が感じ取るのです。
無意識の力もバカにできませんよ。
人間は直感を信じないように自分を思い込ませてしまうことできるので、注意が必要です。
「おいしい話には裏がある」とはよく聞きますね。
どこか胡散臭いなあと感じているのに、自分の直感では変だと思っているのに、目先の利益に気を取られて騙されてしまうことがあります。
私たち人間は自分の見たいものしか見えなくなるという、やっかいな特性を持ち合わせているからなのです。
もし相手から感じる違和感を持った時には、自分の直感を信じてみましょう。
自分が目先の利益で騙されていないか、よく考えてみましょう。
自分が相手に踊らされていないか、相手の言うことを鵜呑みにしていないか、思い返してみましょう。
あのときもっと追求しておけばよかった、もっと注意して質問しておけばよかったと後悔しないように。
自分の直感力をもっと信じていいのです。
いかがでしたでしょうか。
嘘を見抜くということで、最終的にもしかしたら、最悪の結果も出るかもしれないという覚悟が必要かもしれません。
それを避けたいから、傷つきたくないからと思い、現実にフタをして見て見ぬフリをすれば、もっと辛い思いをすることになります。
あのときもっと注意しておけばよかった、あのときもっと疑っておけばよかったと、後悔しないためにも、これらの嘘を見抜く方法を役立てていただけましたら幸いです。
最後にお願いがあります。
ここでご紹介しているのは、嘘をついている可能性があります、ということです。
これらの中のひとつが当てはまるからといって、すぐに嘘つきだと決めつけないようにお願いします。
あくまでも全体を総合的に見て判断してくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
人を困らせるウソ、人を悪意で騙すウソは許せません。
ただし、私たちも普段から、このようなウソをつく人には近づかないのが大切かもしれませんね。
私のメンターは、「自分からエネルギー・バンパイアには近づかないように」と話しています。
ウソをつく人は、他人からエネルギーを奪って生きているのではないかと思います。
そんな人の企みにうまく乗せられて、自分のエネルギーを抜かれていると、いつまでたっても人生が上手くいきません。
その点に気を付けて毎日を過ごしてみてくださいね。
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