受験や資格の勉強をしているとき、集中できないと感じたことはありますか。
思ったように勉強に集中できなかったり、他のことが気になったりして、頭では分かっていてもモチベーションを上げ続けるのは難しいですよね。
私自身も、過去に資格試験の勉強をした経験からいうと、休憩のつもりがテレビを何時間も見続けてしまったり、部屋を片付けてから勉強するつもりが大掃除をしてしまったり、などの失敗をしてしまったことがあります。
よく気合と根性で何とかなるなんて言いますが、本当なのかと疑問が湧き上がってきます。
どうやったら効率がよく集中できるのだろう、そんな勉強法を知りたいと思いませんか。
そこで、今回は勉強するときの集中の仕方をご紹介します。
集中できなくて勉強がはかどらずお困りの方でも、集中力がアップしてやる気が倍増するはずですよ。
まず目標を具体的に書き出してみましょう。
ゴールから逆算して途中のプロセスを計画していくと、全体を見渡すことができて、何が必要なのか把握できるようになります。
目標を具体的に書き出すことは、将来の自分をイメージするためにも魅力的な仕方です。
どれだけの努力をすればいいのか分からないままでいると、ただ体力を消耗するだけで、目標を達成できないでしょう。
私が資格試験の勉強をしていたとき、通っていた専門学校のカリキュラムが細かく分けられていて、勉強する内容が自分の理解度に合わせて一つ一つステップを上がるように設計されていました。おかげで、計画的に学習ができたと思います。
さらに目標の達成以外にも、目標達成後にしたいことをイメージしておけば、モチベーションを高めることができます。
私は自分へのご褒美に「旅行」をイメージしました。
たとえ勉強に集中できないと困ったときでも、楽しいことが待っていると思えばやる気が復活するようになります。
目標達成後のイメージを持って、具体的に取り組むことや勉強に集中できる効果的方法を書き出しておけば、勉強に対するモチベーションが上がって、結果を出せるようになるでしょう。
勉強をすすめるうちに、どんどん自信がついてくるので、ネガティブ、不安、心配などのマイナス感情に支配されることも少なくなります。
もっと時間を効率的に使いましょう。
効率的な時間の使い方をするには、自分が集中できる時間を確認することです。
勉強で集中することと、時間を効率的に使うことは相関関係にあります。
集中力を持続できる時間を計っておくと、自分が平均的に集中する時間が分かるようになり、効率的な時間の使い方ができるようになります。
自分のことを分かっているようでも、きちんと認識していないと、自分をコントロールできなくて、なかなか勉強に集中できません。
自分の集中できる時間を計ってみたことがありますか?
だらけないで休憩できる時間も計ってみたことがありますか?
私の場合、長時間の作業や勉強は苦手なので「集中するなら50分、休憩は10分」です。
でもこのワンセットの時間は、あくまでも仮の設定であり、勉強に集中してきたなと感じたら、そのまま延長しても構わないと考えています。
「50分なら集中できるから、この時間までは頑張る」と決めておけば、勉強に集中できるからです。
試験当日の開始時間や試験時間に合わせて、過去問を解いたり勉強したりするのは、試験での一定のサイクルを身体に覚えておくためにも最適です。
特に本番の雰囲気を知っておくために模擬試験を受けてみるのもオススメです。
日頃から決まった時間に勉強するようにフォーカスしておかないと、試験当日に集中できなくて不安やフラストレーションが生まれます。
効率的な時間を使うことに意識を集中してみてください。
人は盛り上がり始めた話を中断されるとウズウズしてしまう傾向があります。
心理学ではゼイガルニク効果といいます。
ドラマなど、盛り上がってきたときにエンディングテーマが流れてきてがっかりした気持ちになりますが、視聴者に早く次が見たいとウズウズさせる心理効果を利用しているんですよ。
勉強に集中するために、ゼイガルニク効果を応用してみるのはいかがでしょうか。
例えば
中途の状態で終わらせておいて、モヤモヤのままにしておくと、案外勉強に興味を持ち続けられるのです。
翌日このモヤモヤが残っていて興味が湧いてくるので、勉強を良い心理状態でスタートできます。
勉強をいきなり始めてしまうと、大きな壁にぶつかってしまうような感じがして、やる気をなくすときがありますがが、前の日に準備をしておいて、順調に始められたら気分も乗っているので、上手くいかないことなんてありません。
私たちは、我慢強さや辛抱強さを、苦しみだけで鍛えなくてもいいと思います。
「もう疲れた、勉強はムリだ」であきらめるより、むしろ「あともう5分」と考えると頑張れるかもしれません。
この1日のわずかな努力を毎日積み上げていけば、何時間もの勉強量になります。
「勉強するやる気が出てこない」ときには、あえて中途半端にして勉強に興味を持つことにつなげられれば、必ずやる気が出てきます。
何かがきっかけになって、やる気が急に高くなることがあります。
自分でひとつ決めた行動をすると、やる気スイッチが急に入るのです。
勉強を始める前に紅茶を淹れる、お気に入りの絵や写真を見てから始める、音楽を聴いてから始める、などの「おまじない」のようなことを、勉強を始める前に決まった行動を繰り返すことで、勉強に集中できるようになります。
私が資格試験の勉強をしているときに、必ず図書館に行くことを習慣にしていました。
当時私は無職だったので自宅学習をしていたのですが、専門学校に行かないときはいつも自宅で楽な服装で部屋にこもっていました。
あるとき気が付きました。
一番効率良いと思っていた自宅学習はモチベーションが下がっていて、専門学校に行っていた日の方がモチベーションが高いのです。
そこで私は学校が休みの日でも、服装をきちんとして図書館で勉強することを習慣にしてみたのです。
図書館で勉強したこと、図書館まで自転車で通ったことが私のモチベーションを高めてくれるやる気スイッチでした。
頑張ってやってみた結果、無事資格試験に合格できました。
やる気スイッチは人それぞれで違うかもしれませんが、自分がこれをすると決めればやる気スイッチを作れます。
もし勉強に集中できないときには、やる気が出そうな行動を習慣にしてみてください。
習慣化することが結果を生み出してくれるでしょう。
私が資格試験の勉強をしていたとき、何が原因で集中できないのか分からない時がありました。
何となくやる気がない自分を見たくないので、そのままにしたくなるものです。
でもその後気力は大幅に下がって、何もやる気が起きない状態になってしまいました。
そんなとき原因を探してみる時間を取ってみました。
膨大な量の勉強内容、内容が理解できない苛立ち、試験までの日が迫ってくる不安、睡眠不足で眠気が襲ってくる、ことなど、思い当たることを紙に書き出してみました。
自分の心に思っていることを正直に書いていくと、そこから原因が見えてきます。
原因が分かれば自分が何をしたらいいのか分かってきます。
さらに自分の感情も紙に書き出してみました。
自分が持っている不安も、今頑張らないとならないことも、やればできると自分を奮いたたせることも、なんでも思ったままに書いてみました。
紙に書いてみると不思議と気持ちがすっきりとして楽になりました。
とかく、調子が良いときほど、思わぬ壁にぶつかるものです。
こうなってしまうのは、結果ばかりに目を向けて、どうしても最短距離で進もうとするからです。
最短距離で進もうという考え方は捨てることにしましょう。
遠回りをして、それをした人しか分からない感覚や以外な発見を探してみるのです。
私の場合、試験に合格するというゴールだけを見るのではなくて、途中の経過まで楽しんでみました。
効率的な勉強法や受かる秘訣を知ろうとするのではなくて、大げさなぐらい遠回りをしてほしいのです。
私は試験に合格する理由を考えてみました。
私はなぜこの資格を取りたいのか、受かると何のメリットがあるか、他の人たちは苦手な科目をどのようにして勉強したのかなど。
さらに遠回りしたらどうなったと思いますか?
合格して社会で活躍している人はどんな人物で、資格のある人はどんな場面で良かったと思うのか、などまで考えられるようになりました。
遠回りして効率が悪いと思ったのですが、その後にモチベーションを保ち続けられたので無駄ではなかったのです。
勉強に集中できず、どうにもならないと感じたら、大げさと思っても遠回りしてみましょう。
それによって心の余裕が出てきます。
勉強に集中するといっても、息抜きや楽しみがなければ続けられないと思いますよね。
私も、息抜きや楽しみは、モチベーションを維持するために必要だと思います。
自分へのご褒美は、沈みがちになる自分の心を明るくするだけでなく、自分の気分転換にもなります。
例えば私の場合、自分へのご褒美として「週に一度のスイーツのごちそう」を自分に与えるようにしています。
スイーツといっても、決して高価なものではなく、前から気になっていたお店のケーキ、タルトなどをちょっと贅沢して買ってみています。
ちょっと自分へのご褒美をしてみましょう。
もちろん注意点することもあります。
自分に褒美へのご褒美を与えすぎないことです。
気分転換のつもりが、毎日長い時間続けていては「サボリ」になってしまうのです。
勉強に集中できないときには、自分への褒美として適切かどうかが確認しなければいけません。
モチベーションを高めるツールとして、長すぎず、短すぎずに気をつけて活用してみてください。
いかがでしたでしょうか。
勉強のモチベーションが思うように保てないときは、何か行動を起こしてみましょう。
気合と根性では解決できません。
効率がよく集中して勉強するには自分の心ときちんと向き合って、自分を勉強に向かわせるように心をコントロールすることです。
そうすれば、自然と結果が出てきます。
そこで、今回は「勉強に集中できる仕方」をご紹介してきました。
勉強がはかどる方法、やる気のでる方法を実践していただき、不安や焦りを解消できましたら幸いです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
私がチャレンジした資格は行政書士でした。
特に大変だったのは、法律をマスターすること。
憲法、民法、行政法、商法、会社法などたくさんの決まり事を理解するのが大変でした。
でも私にはひとつ目標がありました。
それは専門学校では行政書士試験に初年度1回目で合格したら、受講料金の全額が返金されるというキャンペーンがあったのです。
私はこのキャンペーンに応募して、試験を一回で合格し、受講料を返してもらおうと考えました。
つまり私の目標は、試験に合格して受講料金を返してもらうことだったのです。
いやぁ〜、なんとも小さな目標ですね。
でも実際に勉強を初めてみると法律が難しくて、何度勉強しても忘れてしまうんです。
こんなにも記憶できないなんて自分はアホじゃないかと思いました。
でも何度も繰り返し学んでいると次第にできるようになるんですね。
試験直前の頃は勉強が楽しくなっていました。
おかげで試験は一回で合格しました。
受講料も全額返金してもらいました!
あっ、これって自慢してるわけじゃないんですよ。
このように目標を立てて前に進んでいけば、たとえ難しいと思うことでもできちゃうことを言いたかっただけなんです。
でも結局のところ行政書士の資格で働いていません。
私には心の問題があって仕事ができなかったのです。
そんなとき私はメンターに助けてもらいました。
私の抱えていた心の問題は、ブレーキをアクセルを同時に踏んでいたこと。
メンターからはブレーキを解除する方法を教えてもらいました。
みなさんも私のようなメンターを探されることをおススメしますよ。
This website uses cookies.