もっと友だちと親密になりたいなとぽつんと一人でいると、向こうの方ではみんなが楽しそうに話をしています。
中心にいるのは、いつも同じ人で、その人の特徴は「聞き上手」。
聞き上手な人は、相手から好意を持たれ、仲の良い友だちにいつも囲まれていますね。
聞き上手な人はだれとでも会話が弾んで人に好かれ、人間関係の悩みが少ないように思います。
今回は「聞き上手はココが違う」という題で聞き上手な人の特徴を心理学の観点から、いろいろとまとめてみました。
こんな人が聞き手だと自分は話しやすいなあ、と考えながら見ていただくと納得していただけるかもしれません。
聞き上手な人になりたいと考えたなら、まず相手を尊重する姿勢を取りましょう。
人は誰でも「周囲からもっと尊敬されたい」「自分は評価されたい」という心理を持っています。
相手の承認欲求を満たしてあげれば相手の信頼を得ことができ、相手との会話が広がっていくのです。
こんな例が聞き手としてダメなパターンです。
これらはすべて、相手を尊重した姿勢ではありません。
こんな態度をされたなら、誰だって話をしたくないと考えるはずです。
よい聞き手になろうと思ったら、これと反対のことをしないといけませんね。
聞き上手な人は相手をほめるのが上手です。
相手の承認欲求を満たすことにつながります。
こんな感じです。
このようにほめられて嫌な気持ちになるのは、まずいないと思います。
気分が良くなって話す言葉も増えるので、会話が弾んできます。
聞き上手は人は、相手のしぐさを合わせたり呼吸を合わせたりして、会話を進めています。
聞き上手な人はミラーリング効果を使っているのです。
私たちは人に好意を持つとその人のしぐさを無意識に真似てしまう「ミラーリング効果」という才能を持っています。
この効果を逆に使うことで相手に好意を持ってもらうことができます。
つまり意識的に相手のしぐさを真似することで、相手があなたに対してよい印象を持たせてしまうのです。
ミラーリング効果がうまくいくと、相手が無意識にあなたのしぐさを真似てきます。
このとき相手の心の中には警戒心が消えています。
打ち解けてきて話す言葉も多くなります。
聞き上手になるには、相手のしぐさや呼吸を合わせるミラーリング効果を使いましょう。
聞き上手な人になるには、相手の話を素直に聞いて相手の話に合わせて受け答えをしましょう。
自分の中に先入観があると、相手の話を素直に聞けません。
例えばこんな例があります
「ああ、分かった分かった、あの話ね」
「そんな話聞かなくても知ってる」
「そんな話興味ないなあ」
例えこれを口に出さなくても、相手にはその気持ちが伝わってしまいます。
すると相手は心を開いて話をしなくなります。
でも自分の中でこの先入観をなくし相手の話を素直に聴くと、相手の話にあった受け答えができるようになります。
そんな難しいことではありません。
相手が強調して話すところ、詳しく何度も話すところにヒントがあります。
聞き上手になるためには、相手と話をする場所に気配りをしましょう。
そのためには、相手が気持ちよく話してくれる環境を考えてみましょう。
例えばこんなところがあります。
ちょっとおしゃれなカフェ
雰囲気が落ち着ついているお店
話してくれる相手がなじみにしている行きつけのレストランやカフェ場所
初めていく場所で緊張するより、なじみの場所のほうがリラックスできるかもしれせん。
また環境に合わせて美味しい食事もセットで活用するとより効果が上がります。
美味しい料理を一緒に食べることであなたに対する印象度がアップします。
心理学ではこれを「ランチョンテクニック」といっています。
本格的食事にしなくても、美味しいコーヒーやスイーツなどでも十分効果があります。一緒に楽しめたことに意味があるのです。
聞き上手な人は、相手からだけ話を聴きません。
何でも話せる聞き上手な人は、相手のプライベートな話を聞く場合には自分から話を切り出すものです。
人は一方的にプライベートなことを聞き出されたり、話したくないことばかり聞かれると嫌悪感を持つようになって、できるだけ表面的な話で済まそうとします。
相手と人間関係を築こうと思ったら、自分の経験や自分の内面を話しておくことが大切です。
心理学ではこれを「自己開示」といい、自己開示をすることで人はより親しくなってきます。
相手の恋愛観や理想のタイプ、過去の自分の思い出、密かな目標など普段聞くことができないことをまず自分から話してみます。
その後で質問をすると「話してくれたから話してみようかな」と話してくれるはずです
何か悩み事があったときに親身になって話を聞いてくれると、とても心強く思いますね。
話を聞いてもらっただけでも気持ちが楽になります。
聞き上手な人は、こんなとき相手が相談にやってきたのか、話だけをしにきたのかをそっと感じ取ります。
相手が話だけを聞いてもらいたいときは、相手の心の中ではすでに答えを持っていることが多いのです。
聞き上手な人はこんなときにアドバイスして相手の気持ちを傷つけたりしません。
相手の気持に寄り添って、共感の姿勢で相手の話をよく聞き、相手がアドバイスを求めてきたときだけ答えます。
自分の言うことはほんの少しです。
アドバイスはどうすればよいか迷うかもしれませんが、心配ありません。
相手の考え方を十分に理解していれば、自然に答えが浮かんでくるものです。
答えが浮かばないときは無理して答えなくて大丈夫です。
相手は話を聞いてほしかっただけかもしれないのです。
聞き上手な人になるためには、共感の姿勢を忘れないようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
聞き上手な人は、自分勝手でありません。
聞き上手の基本は、相手を尊重することでした。
今回は「聞き上手はココが違う」ということで7つのポイントをご紹介してきました。
あなたが素敵な聞き上手になって豊かな人間関係を築くことに少しでもお役に立ちましたら、うれしいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
聞き上手。
どうでしょう。難しかったですか?
聞き上手って自分ではできていると思っていても、ホントは自分中心だったりしますね。
今回の情報も知識としてだけでなく実際にやってみたら、それほど難しくないかもしれませんよ。これをマスターして「聞き上手のプロ」になりましょう。
さて、私のことで恐縮ですが、私自身はこれまで聞き上手だと思っていました。
そしたら先日メンターら、「小島さんは、人の話を素直に聞きませんね」とズバリ言われて・・・・ガビーン。結構ぐさりときました。
こんな人の特徴は「そんなことはない…」「そうは言っても…」の言葉が頭につくんだそうです。
「人の話を素直に聞けないと人間関係も深められませんよ」とも言われてしまいました。
本当は聞き上手じゃなかったんですね。反省・・・汗、汗・・・
そんなわけで、私は今さらですけど、再び聞き上手になるための修行をしております。
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