話が下手で会話が苦手だ。
初対面の人と話をするときは緊張してしまう。
「話し下手だったら聞き上手になればいい」という話を聞いたけど、何度練習しても会話がうまく続かない。
一体どうしたらいいのかと悩んでしまいますね。
初対面の人と話すときに緊張してしまうのが、相手と円滑にコミュニケーションができなくなってしまう理由かもしれません。
緊張すると身体が硬くなって心臓がドキドキしはじめ、頭が回らなくなってきて何を話せばいいのか分からなくなってしまいます。
リラックスして会話できれば、自分の力を出すことができるのです。
今回は「話し下手であがり症でも改善できる!会話上手になる方法」をご紹介したいと思います。
リラックスして会話する心がけを見ていきましょう。
話し下手であがり症だと思っているとき、頭の中ではマイナスのイメージを思い浮かべています。
マイナスの自己暗示を自分自身に無意識でかけているのです。
マイナスのイメージは強力です。
頭の中で繰り返し思い浮かべていると、本当にその通りになってしまいます。
このような言葉は注意です
心臓がドキドキしたり、手に汗をかいたのを感じて「ああ、やっぱりダメだ。緊張しちゃった」と自分を責めるのもやめましょう。
マイナスの自己暗示を同じようにかけています。
根拠のない自信を持ち続けましょう。
プラスの自己暗示をかけ続けましょう。
やり続けていると本当にできるようになります。
このようなプラスの言葉をかけると自信がつきます。
自分がなめらかに話をしたり、楽しく話したりしている姿をイメージするのも効果があります。
スポーツ選手が試合前にイメージトレーニングをするのは、本番で最高のパフォーマンスを出すためです。
スポーツ選手と同じようにイメージトレーニングをして、会話することに自信を持ちましょう。
緊張してくると意識していないのに肩に力が入ってしまいます。
入り過ぎた力を抜いてリラックスしましょう。
ただし緊張すると思うようにできないので、逆に肩にもっと力を入れてみましょう。
肩の力を抜いたなら、つぎは背伸びをしてみましょう。
何度か繰り返していると肩の力が抜けてきます。
肩を上げ下げは目立つかなあと思ったなら手のツボを押す方法を試してみてください。
合谷のツボは、神経過敏や不安の解消に効果があります。
手のツボなら誰にも気づかれませんよ。
人間の自律神経には交感神経と副交感神経の2系統があります。
2つの神経はお互いにシーソーの関係にあります。
緊張すると交感神経が、リラックスすると副交感神経が優位になります。
深呼吸をすると副交感神経が優位になるので心も身体もリラックスしてきます。
腹式呼吸でゆっくり行いましょう
息を吐くとき副交感神経が活性化しますから、吸うよりも吐くときに意識を向けて時間も長くとりましょう。
また会話の途中で緊張を感じたときには、同じように深呼吸をすると落ち着きます。
心理学の研究結果から、人間は背筋を伸ばすだけで自信がふえてくることが分かっています。
私たちは自信があるときには胸をはります。
脳は「自信がある→胸をはる」の状態を記憶しています。
しかし「胸を張る→自身がある」という逆の順番をとっても、「自信がある」と脳が勝手に判断してしまうのです。
脳が錯覚してしまう仕組みを上手く利用してリラックスしましょう。
「自信が出ないなあ」と思ったときは、まず身体だけでも自信ありげにすると、不思議と自信が出てきます。
人は笑顔をつくるとリラックスします。
笑顔で副交感神経が優位になるからです。
また笑顔をつくると、脳内では快楽物質のドーパミンが分泌されます。
ドーパミンのおかげで気持ちが明るくなり緊張がほぐれてきます。
目元を下げて、口角を上げることを意識して笑顔をつくってみましょう。
作り笑顔であっても効果がでます。
また相手に笑顔を見せることも効果があります。
返報性の法則といって、笑顔を受け取った相手も笑顔を返してくれるのです。
相手の笑顔を見ることでこちらもまた緊張がほぐれてきます。
また笑顔は相手とのコミュニケーションを円滑にしますから、積極的に笑顔をつくっていきましょう。
話し下手の人が聞き上手になるためのノウハウはたくさんあります。
しかしそれを完璧に全部やろうと思うのはやめましょう。
全部のノウハウをやると意識してしまうと、不器用な脳はノウハウの実行を優先して処理します。
肝心な会話そのものに集中できません。
さらに会話の中で少しでもうまくいかなくなると、あせって緊張が強くなってきます。
慣れないうちは2つか3つのノウハウだけにして、会話に集中しましょう。
意識せずにできるようになってから、新しいノウハウをつけ加えましょう。
深呼吸のところでも述べましたが、自律神経には交感神経と副交感神経の2系統があって、緊張すると交感神経が、リラックスすると副交感神経が優位になります。
副交感神経を優位にする方法は深呼吸以外にもあります。
それは「食べる」ことです。
むしゃくしゃしたときにお腹が空いてきて無性に食べたくなることはありませんか。
食べると副交感神経が優位になるので自律神経のバランスがとれるのです。
食べることは人間の本能が元々持っているリラックス方法ですね。
野生動物は周りが安全な時でないと食事をしません。
人間も元々は動物です。
「今はここは安全だ」と脳が判断するので、気持ちが落ち着くのだそうです。
「失敗したらどうしよう」
「相手に嫌われたらどうしよう」
「うまくしゃべれなかったらどうしよう」
会話するとき緊張する最大の理由は「話し下手なので失敗する」と心の中で思ってしまうことです。
でも大丈夫、全く問題ありません。
失敗しても死んだりしません。
ちょっと失敗したぐらいでは何の変化も起こりません。
もし失敗して相手の機嫌を損ねたのならその場で素直に謝りましょう。
「うまくしゃべれないことがこの人の特徴なんだな」と相手が思えば、それだけでも十分なんです。
相手はよい印象を持つかもしれません。
「どんな結果になっても大丈夫。心配しない」と考えを変えてみましょう。
どんなときでも話の合わない人がいます。
どんなに頑張っても会話が上手に成立しない人です。
そのときは「このような人もいるんだな」とだけ思えばいいのです。
開き直ってしまったほうが気が楽になります。
緊張しなくなるには、やはり場数を踏むしかありません。
話し下手だと思っているなら、どんどん経験していきましょう。
数をこなしていくと相手の性格や気持ちが分かってきて、自分がどんな話をしたらいいのか分かってきます。
でもまずは一回ぐらいは「成功した!」と思えることですね。
緊張で失敗した記憶を繰り返し上書きしていくと、結果としてあがり症になることがあるからです。
緊張しながら場数を踏みすぎると、逆効果になってしまうのです。
いかがでしたでしょうか。
話し下手であがり症の人は、ノウハウのだけでなく緊張しない心がけを持っておくことが大切でした。
緊張すると自分の力を出せません。リラックスした心の状態になることが一番大切だと思います。
全く緊張をなくすことはできませんが、緊張が強すぎると身体も心も硬くなってしまいます。
今回は「話し下手であがり症でも改善できる!会話上手になる方法」をご紹介してきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
会話上手。実際にやろうと思うとなかなか難しいですね。
一方的に喋りすぎてしまったり、一方的に聞き役にまわったり。
私は元々人と話すのは得意じゃありませんでした。
人見知りで初対面の人と話すのは超ニガテでした。
そんな私がこれまでしていた仕事が営業です。
毎日いろんな人と会わなければならないので、最初は本当につらくて大変でした。
何を喋ったらいいのか・・・
お客さんのご機嫌をどうとればいいのか・・・
いろいろと悩んだ末に分かってきたのが、カッコつけなければいいんだということでした。
自分の素の部分が見えてもいいんじゃないかということです。
そのように思ってやっていたら話すことが不安にならなくなりました。
自分でもできるんだなあと思うようになりました。
しかし自分の自信は本物ではなかったようです。
私のメンターからはこのように言われてしまいました。
「小島さんは他人の話を聞かないですね」
「とりあえず謝っておけばいいやという気持ちが強いので、人と深くつながることはできませんね」
ぐさっときましたが、よく考えてみるとその通りかもしれません。
確かにこれまで人と深いつながりのある付き合いがなかったなあと思います。
表面だけをうまく取り繕っていたんですね。
今本当の自信をつけるためにチャレンジ中です。
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