私は一体何をしたいのだろう。
私はどういう人生を送ったらいいんだろう。
このまま自分は毎日同じ暮らしを続けていて本当に大丈夫なのかと不安でたまらない。
こんな気持ちが理由になって自分探しの旅が始まります。
いろいろな習い事をしたり、旅行をしたり、資格取得の勉強をすることに夢中になっていると自分探しの旅から抜けられないこともあります。
特に50代女性の方はこれまで子育てが優先で、子育てを生きがいとしてきた方も多いので、子育てが終わった途端に自分探しに走りやすい傾向があります。
今回は「自分探し症候群で悩める50代女性に贈る処方箋」という題で、子育て後にどのように過ごしていったらいいのかを、私なりの考えをご紹介していきたいと思います。
自分探し症候群とは、本当の自分が分からない、やりたいことが見つからないと自分探しにはまってしまい、ああでもないこうでもないと悩んでしまう状態のことを言います。
もともと若者が突然会社をやめて旅行に出かけたり、ボランティア活動に夢中になってやめられなくなることを言っていましたが、今は50代の女性の方が自分探し症候群になることが多くなっているようなのです。
自分探し症候群になってしまう50代女性の方の特徴です。
このなかで、50代女性の方が自分探し症候群になる大きな原因が、空の巣症候群ではないかと思うのです。
空の巣症候群とはどのような症状なのでしょうか。
空の巣症候群とは子供中心に母親として動いてきた女性が、子どもの独立で急に生きがいを失ってしまう状態のことをいいます。
これまで母親として子育てを優先して、子どもを立派な大人に育てることに夢中になっていました。
子育てが一番の生きがいでした。
しかし子どもが独立してしまうと、生きがいそのものがなくなるので急に寂しくなります。
心にポッカリ穴が空いたような感覚になるのですね。
今までは子どものことしか考えなかったので、自分のやりたいことなど二の次で考えたこともないのです。
毎日することもなく今何をしようかと思いながら、一日をぼんやり過ごしてしまったり、テレビを朝からボーっと見ていたら、あっという間に夕方になってしまって、自分は一体何をしているのだろうかと不安になっていくのです。
心の中でこのままでいいのだろうか、このまま歳を重ねていって大丈夫なんだろうかとも考えるようになってきます。
もっと自分を輝やかせたい思うようになり自分のしたいことは何だろうと考えます。
周りの友人は習い事や旅行などに出かけて楽しそうにしているので、自分も何かやってみようかと考えます。
習い事や旅行などに急に取り組み出すようになります。
でも長く続けることができません。
自分にあっていないと感じて次々に習い事を変えてみたり、あちこち出かけてみたりするのですがちっとも気持ちが落ち着きません。
さらに自分探しばかりに意識が集中してしまうので、家事が手に付かなくなることもあるのです。
自分探し症候群の人は次の3つのことが問題なのかもしれません。
自分探し症候群の人は、あまりにも生真面目すぎるかもしれません。
自分のやりたいことを熱心に探すあまり、自分のできること以上を抱え込んでしまったりするのです。
つまり時間に余裕があるので、次々と予定を入れていき、習い事や旅行などのスケジュールに自分が振り回されてしまいます。
自分探し症候群の人は、周りの人が楽しそうにやっていることが自分に合わないかもしれないのに、何となく始めてしまったのかもしれません。
つまりやっていくうちに、自分に合わないなあと感じてくるのです。
始めてしまった手前やめられないと思っていたりします。
自分探し症候群の人は、周りの人と自分自身を比較して自分の不甲斐なさに自信をなくしていることもあります。
いままでやったことのないことばかりで、周りの人と違って上手く行かないと思っています。
新しいことを始めてみたら慣れないことばかりでストレスがた待ってしまうのです。
50代以降になったら、これからの自分の人生を見つめ直すのは当然だと思います。
子育てが終わって自分の時間が持てるようになったのだから、自分の新たな生きがいを見つけることは大切だし、自分を楽しませることは人生を明るくしていくことだからです。
そこで次の7つを提案したいと思います。
先ほども書きましたが、子育てが終わって自分の時間が出来たのですから、自分の新しい生きがいを見つけるためにも、自分の好きなことをやるべきだと思います。
ただし周りの人の影響を受けて、あの人がいいと言ったからやってみるとか、この人はコレが楽しいと言ったから出かけてみるなど、参考ならいいのですがその通りにするのは考えものだと思います。
あくまで自分の思ったことや考えたことをするべきです。
なぜなら、他の人の勧めてくれたことは全部自分に合うとは限らないからです。
勧めてもらったけど全然よくなかったと、他人のせいにしていたのではちっとも楽しくありません。
自分の楽しめることを自分で見つけたほうがいいですよ。
自分のやりたいことをまず整理しておきましょう。
できるところから始めてみたほうがいいです。
数多く抱えすぎて自分の手に余らないようにしましょう。
はじめから大きな目標を立ててしまうと上手くいきません。
大きすぎる目標を持ってしまうと、その目標を達成することに意識が強くなってしまい、目標に届かなかったりすると大きなストレスになります。
最初は小さく始めたほうがいいですよ。
そうすれば失敗しても損害は小さいですし、諦めもつきます。
小さくはじめたほうがラクですし、少しずつでも自分の進歩が分かってやる気が出てきます。
まず一つのことを選んでみて飽きるまでやってみましょう。
少しぐらいやっただけでは本当のことが分かりません。
飽きるぐらいやってみると、やってこれた自分に自信がつくし、また新たなやりたいことが見つかるのです。
自分だけの楽しみだけだと長続きしません。
誰かのためにもやってみようという気持ちが必要です。
たとえば手作りパンを焼いてみて誰かに食べてもらったり、旅行に行ったならお土産品を贈ったり、旅行の話をしてあげたりして、周りの人に喜んでもらえれば自分も楽しくなります。
自分のすることで誰かの役に立つと思えるとモチベーションが上がるのです。
やる気の元は自分のためにではなく、誰かのためにとか誰かを喜ばせようという気持ちがあるとエネルギーが出てきます。
他人と比較して自分は出来ていないとか、自分はまだまだダメだと思ってしまうと長続きしません。
いままでやったことのないことばかりで、周りの人と違って上手く行かないのは仕方がないのです。
他人と比較してしまうとモチベーションが下がってしまいます。
一番困るのが、全部ダメだと諦めてしまって何もしなくなることです。
せっかく新しく挑戦しようという気持ちになったのですから、少しずつでもいいので前に進みましょう。
自分の新しい生きがいを見つけるためにも、自分の好きなことをやるべきだと思います。
自分探し症候群になるのが嫌だからと考えて何も挑戦しないのもやめてください。
やり続けているうちに、自分に合うものや自分なりの価値観や考え方が分かってきて、本当の自分らしさを見つけることが出来ます。
いかがでしたでしょうか。
自分探し症候群とは、もともと若者が突然会社をやめて旅行に出かけたり、ボランティア活動に夢中になってやめられなくなることを言っていましたが、今は50代の女性が自分探し症候群になることが多くなっています。
50代女性が自分探し症候群になってしまう原因は、子どもが巣立ってしまい自分の生きがいが喪失してしまう「空の巣症候群」が根本にありました。
50代以降になったら、これからの自分の人生を見つめ直すのは当然だと思います。
子育てが終わって自分の時間が持てるようになったのだから、自分の新たな生きがいを見つけることは大切だし、自分を楽しませることは人生を明るくしていくことだからです。
今回は「自分探し症候群で悩める50代女性に贈る処方箋」という題で、子育て後にどのように過ごしていったらいいのかを、私なりの考えをご紹介してきました。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
実は私自身が40代後半に長年勤めていた会社を辞めてから、ずっと自分探しの旅を続けていました。
電気工事士、宅地建物取引士、行政書士、ファイナンシャルプランナーの資格を取ったりもしました。
違う会社に再就職したこともありました。
でも、本当の自分探しは終わりません。
自分探しの旅からいつまでも抜けられませんでした。
思うようにいかないと本当に焦ります。
私は一体何をしたいのだろう。
どういう人生を送れば幸せなんだろうと考えてましたが、どこに行ってもその答えは見つかりませんでした。
しかし自分探しの旅をしていく中で、私の人生を変えるメンターに出会いました。
メンターからの私への最初のアドバイスが「自分のやりたいことを飽きるまでやること」でした。
「1年間ぐらい好きなことをやってみたっていいじゃないですか」ということなのです。
そんなことで、やりたいことを自分が思いつくだけやってみました。
旅行、映画、読書、カメラ、そのほか自分の気になることをたくさんしてきました。
今回の記事は私の体験から生まれているのです。
やるのなら飽きるまでやるのが大切です。
時間とお金が許すなら、手当たり次第になってみてもいいんですよ。
それが過ぎてくると、きっと心が落ち着いてきますから。
心のなかにポッカリ空いた穴が自然に埋まってくるんです。
私だけの体験から生まれた考えなので、全員には当てはまらないかもしれません。
でも自分でもできそうだと感じたのなら参考にしてみてください。
お役に立てたらうれしいです。
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