人は困難にぶつかると、もう自分の人生は終わりだと感じてしまうものですね。
仕事や恋愛、家族、金銭などの問題で不安になったり、逃げ出したくなることもあります。
そんなときに心に留めておいてほしいのが、困難を苦しいと思わないようコロッと発想を転換させてしまうことです。
発想転換の第一番として、困難は天から贈られたプレゼントと考えてみてはどうでしょうか。
いまは心配で苦しいでしょうが、困難を乗り越えてしまうと、そこには新しい世界が開けてきます。
今回は「困難を乗り越える方法・発想を転換するヒント」をご紹介していきたいと思います。
困難がやってきたとき、辛くて逃げ出したくなる気持ちになります。
でも考え方をちょっと変えてみませんか
その苦しい経験の中で成長したり学んだり立て直したりする力がついてきます。
自分自身の人生をグレードアップするチャンスなんです。
これまで自分には全然チャンスが巡ってこなかったと思っていませんでしたか。
実は今がそのチャンスです。
やっと自分にチャンスが回ってきたんです。
苦しくて逃げ出したいと思ってしまうと、せっかくやってきたチャンスを見逃してしまいます。
ですから困難は自分をグレードアップするチャンスがやってきたと考えて受け入れてみませんか。
困難を苦しいと考えるか、チャンスと考えるかの違いで、その後の人生が大きく変わってしまいます。
本当に考え方だけなのです。
困難がやってきたのには必ず意味があります。
困難を乗り越えられるから、この試練がやってきました。
越えられない試練はその人の前に絶対に現れません。
越えられるからこの困難がやってきたのです。
そして意味が見つかったなら希望がわいてきて困難を乗り越える力が出てきます。
未来には楽しい希望が待っています。
そのように考えたら元気がわいてきませんか。
困難は将来の楽しい希望です。
困難を乗り越えるには、頑張って力を発揮しようというのが普通の考え方です。
でも本当にそうでしょうか。
頑張るというのは、我慢や苦労という苦痛がセットになってやってきます。
辛い、大変だ、嫌だと思ったら気持ちが沈んできて、行動できなくなります。
誰でも気持ちが沈んでしまったらやる気がなくなってきますね。
ネガティブな感情が基礎になって行動をするのは、地盤の悪い土地に基礎工事を正しく行わないで、超高層マンションを建てるようなものです。
グラグラしていて、いつ傾いて倒れてしまうのか分かりませんね。
ネガティブな感情を基礎にしない方法があります。
困難を乗り越えるには、頑張るより「楽しむ」ことです。
今のつらい状況を楽しもうと考えてみてください。
確かにそう思えない状況かもしれませんが、考え方を切り換えてできるだけ楽しむように考えてみましょう。
最初は上手くできませんが、次第にゲームをしているような感覚になってきます。
我慢が我慢でなくなり、困難が楽しくなってきます。
我慢には限界がありますが、楽しみには限界がないのです。
楽しければやる気、勇気、元気、明るさなどのポジティブな気持ちがどんどん生まれてきますよ。
上り坂は疲れるし、時間はかかるし、苦しいしと考えるだけでも嫌になってしまいますね。
しかし1歩ずつ前に進んでいけば、いつの間にか気がついたら高い場所まで登っていて、視界が急に広がって来るのです。
たとえばこんな例はどうでしょうか。
私の好きなお寺に京都の「鞍馬寺」があります。
鞍馬寺の金堂にたどり着くには、長くて急な坂道と階段を30分以上歩き続けます。
参道は山の中を通っているので景色は全く見えません。
息は上がり、足も思うように前に進まなくなります。
しかし金堂にたどり着くと、急に視界が広がって周りの景色がよく見えてくるのです。
坂を登りきった達成感と、視界が広がった開放感はなんとも言えない素晴らしい瞬間です。
困難も同じように、一歩ずつ前に進んでいけば、やがて終わりがやってきます。
苦しいときは今上り坂を進んでいると考えてみましょう。
困難の中を進んでいるとき「自分はなにもやっても上手く行かないとか」「やっぱり自分が悪いのだろうか」とネガティブな感情にとらわれやすくなります。
自分を責めてしまうのですね。
誰かに励まして欲しいと思うことありますよね。
ところで、最後まで励ましてくれる世界でたったひとりの人とは誰だか考えてみたことがありますか。
世界で唯一の人とは自分自身です。
自分が誰よりも一番、困難に取り組んでいるのを知っていますよね。
誰も褒めなくても、自分が目一杯褒めればいいのです。
一日何度でも自分を褒めましょう。
もし自分ひとりで手に負えないと思ったら、今思っている気持ちを家族や親しい友人に話してみてはどうでしょうか。
自分にとって大切だと思える人なら、きっと相手も何か役に立てないかと思っているでしょう。
話をするだけでラクになることもあります。
隣に寄り添ってくれる人がいると思えると、心にも余裕が生まれてきます。
ただし相手が解決策を教えてくれるかなと期待しすぎないことです。
相手のアドバイスばかり聞いていると、自分がどうすればいいのか分からなくなります。
困難を乗り越えるのは自分であることを忘れないでください。
困難の中にいるとき、頭の中では次から次へと自分の思いが浮かんできて、混乱がひどくなりがちです。
このように混乱してしまうと、自分はどうすればいいのか更に分からなくなってしまいます。
この時の私たちは考えや思いの海の中で溺れかけている状態です。
溺れかけている自分を助け出すには、思っていることをノートや紙などに箇条書きにして、たくさん書き出してみてください。
書き出すという行為は、自分を客観的に見れるチャンスなのです。
溺れかけているときは、溺れている自分にばかり意識が行くので全体がよく見えていません。
全体を客観的に見てみると、思わぬ新しい発見や解決策が分かってくることがあります。
頭の中だけで単独で考えるより、手を使って思いを書き出しながら考えた方が頭の中を整理できます。
困難で行き詰ったときには、目の前のことに注意が行き過ぎて周りが見えなくなります。
こんなときには困難を乗り越えた自分をイメージしてみましょう。
ぼんやりしたイメージよりも、具体的ではっきりしたイメージのほうがモチベーションが上がります。
乗り越えたイメージを言葉に出して何度も話してみるのも効果があります。
ありふれた方法ですが、自分のなりたいイメージを具体的に紙に書いて、いつも見える場所に貼っておくことも自分が困難を乗り越えたイメージを持つのに効果があります。
きちんと睡眠をとることを忘れないでください。
気力は十分に休息することで生まれてきます。
私たちは睡眠をとることで、一日の気持ちをリセットできます
しかし困難にぶつかったときは夜眠れなくなってしまい、体力が落ちてきて健康を害がちになります。
呼吸も大切です。
深呼吸で、脳の中に新鮮な酸素を送り込みましょう。
脳にも栄養が必要です。
酸素が足りなくなると判断能力が鈍ってきます。
規則正しくバランスの良い生活がとれない時期だからこそ、健康に気を使うことが大事です。
食事もきちんと食べてくださいね。
お腹が空いているとヒラメキは浮かんできません。
ポジティブな考え方ができるのは、お腹が満たされているときです。(満腹過ぎない程度にね)
やはり身体が資本です。
身体の健康状態をよくしておくことは、困難を乗り越える方法の中で基本中の基本です。
いかがでしたでしょうか。
人は困難にぶつかると、苦しいと感じてしまいますが、ここで発想を転換させてしまえば乗り越えられます。
困難は天から贈られたプレゼントです。
いまは心配で苦しいでしょうが、困難を乗り越えてしまうと、そこには新しい世界が開けてきます。
今回は「困難を乗り越える方法・発想を転換するヒント」をご紹介してきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
最初に喜劇王チャップリンが残した名言をご紹介します。
「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇である」
私がテレビでチャップリンの伝記を見ていたときに聞いた言葉でした。
困難が起きたときは近くで見すぎると深刻になってしまいます。
でもチャップリンの名言のように、遠くから見たら困難の様子は案外滑稽に見えて笑い飛ばしたくなりますね。
チャップリンの映画の中でも、この言葉通りの情景が映像化されています。
映画の中で主人公は必死になってもがいているのに、周りから見たらなんとなく間抜けで滑稽に見えるのです。
この言葉をきいてから、すこし考え方が変わったかもしれません。
私は困難にぶつかるのが嫌いです。
できればぶつかりたくない。
でも困難が何故かやってきちゃうんです。避けようと思えば思うほど・・・
その時は「仕方ない、エイヤッ」と思いっきりその中に飛び込んじゃうんです。
バンジージャンプで落っこちるのと一緒ですね。
もみくちゃにされながら、なんとか生きてきたなあと思っています。
でもバンジージャンプだったから、下まで落っこちて死んじゃうことはなかったんですね。
ちゃんと身体にびよーんと伸びるヒモがついていましたから。
私がメンターに会ったのは、私が人生のバンジージャンプで一番下に落っこちていたときでした。
バンジージャンプにつながれていると、もともとの位置まで戻れませんからメンターから、バンジージャンプじゃない人生の歩き方を教えてもらっています。
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