勉強や仕事などの作業を行うとき、あなたは集中力が低下して困ることはあるでしょうか。
集中力が低下するのは、脳が疲れているのが原因です。
しかし、その疲れを蓄積したままでいるので、集中力が低下してしまうのです。
集中力が低下したままで作業をしても、効率が悪くなりますし、思うように進まないことでイライラが増えて、さらに集中力が低下してしまうという悪循環にはまります。
もちろんすぐに対処したほうが、あなたのメンタルに及ぼす影響が少なくてすみます。
そこで今回は「集中力が低下したときに、集中力を高める方法」についてご紹介したいと思います。
集中できないときの集中力を高める取るべき方法を、今後の参考にしてみてください。
たくさんの仕事を目の前にすると、その事実だけでしばらくは絶望的な気持ちになってしまうでしょう。
絶望的な精神状態が集中力をより低下させてしまうのです。
しかしそうなってしまうと、仕事に取り組みたくても取り組めなかったり、気持ちを高めたくても高められなかったりします。
仕事を前にして絶望的な気持ちになり、こんな状況になったことを恨む気持ちがあって、どこか上の空になってしまうのですね。
ですが、今日中に終わらせなければならないものもあれば、明日でもいいもの、一週間後でも大丈夫なものもあります。
一時の感情にとらわれて、「今本当にならなければならないもの」を考える視点を失ってしまうのは危険でしょう。
疲れているときは、今日は最低限の仕事だけで終わらせて、その日はゆっくり休むべきです。
絶望的な気持ちにならないよう、ちょっとでも暗い気持ちにならないよう、明日以降に残りの仕事をやって、効率的な作業を目指しましょう。
自分が今日絶対にやらなければならない仕事にだけ目を向けていれば、実は作業の量は意外に少ないことに気づくこともあり、それによって絶望的な気持ちから解放されます。
「仕事がこれしかないなら何とかなる!」とゴールが見えてくれば、俄然やる気が出てくるものです。
多くの人は絶望的な気持ちより、楽しい気持ちでいる方を好みますね。
たくさんの仕事のときは、作業の優先順位を考えるようにして、今日行う作業のことを考えていけば、絶望的な気持ちから離れていくのです。
人間が集中できる時間帯は人によって様々ですが、それでも平均的に見ていくと「集中しやすい時間帯」と「集中しにくい時間帯」は共通しています。
集中しやすい時間帯は午前10時〜11時頃と午後4時頃、集中しにくい時間帯は午後12〜1時頃です。
どうして集中力が高まるのかなのですが、その理由として、午前10時〜11時頃は、午前9時から仕事を始めて調子が上がってくるからと、午後4時頃は仕事の終わりが見えるからです。
逆に、午前11時以降に集中力が低下する理由は空腹を感じ始めるからと、午後2〜3時頃は食後の眠気が起きるからです。
ですから、自分の集中力の一日の中の変動内容を正しく把握し、自分にとって一番集中できる時間帯を把握しておけば、集中力が切れることはありません。
自分の集中できる時間帯を見つけ出したら鬼に金棒です。
集中力が必要な仕事は集中力が高まる時間帯で作業し、単純で集中力を余り使わない作業には集中力の低下する時間帯を使えば、作業の効率もアップし心が乱れることもなくなります。
自分の集中できる時間帯、集中が低下しやすい時間帯を把握して、それぞれの時間帯で行う作業の内容を変えてみましょう。
さらに早朝の時間を使う方法もあります。
早朝は静かで精神的に落ち着き、物事を考えたり作業をするのに最適な時間です。
試しに、朝早く起きてみて、作業をしてみることをおすすめします。
私たちの集中力は環境でかなり影響を受けてしまって、他のことに気を取られやすいものです。
そんな例として、うるさい場所や散らかった場所が挙げられます。
こんな場所では集中力を大きく落としてしまうでしょう。
周囲の雑談が聞こえればそちらに気を取られますし、机の上が散らかっていれば集中できないのは当然なのです。
ですから、なるべく影響を受けないようにするため、環境の改善をするのが望ましいですね。
もし問題があるのなら、これを機に極めるつもりで環境の改善をしてみるのです。
周囲がうるさいのなら耳栓を利用するのがいいでしょうし、静かな場所に移動して作業をするのも集中力が上がる方法です。
机が散らかっているのなら、数分間の時間を使って片付けした後に作業を始めれば集中力が上がります。
集中できる環境でないのなら、まず環境を整えることを考えるべきです。
学校の授業は、多くは1コマが45〜60分ですね。
この時間が取られているのは、人間の集中できる時間に合わせているからなのです。
私たちの脳は、疲れが溜まっていなければ30〜6分間集中力を保っていられるのです。
しかし脳に疲れが溜まっているとき、多くの人は45〜60分の時間を集中力が低下し、疲れによって集中する時間が短くなります。
さらに、疲れが溜まっているときには、60分集中の10分休憩というリズムで作業をすると効率が悪くなるという悲しい現実があります。
ですから、こんな場合は、作業の集中と休憩の比率を変えてみることをおすすめします。
具体的には30分集中したら15分休憩するなどの方法がおすすめ。
無理して長時間の集中した作業スケジュールを組んでいないかを調べてみましょう。
疲れているときには疲れの程度に応じて休憩の比率を上げてみるのです。
作業の目安例です。
あくまで目安ですが、脳の疲れの程度で、集中と休憩の比率を変えてみることをおすすめします。
人間は適度な緊張感がないと、余計なことを考えてしまいがちですし、身が引き締まらない状況の中にいると、なかなか集中できないものです。
ですから、適度な緊張感を持って作業するようにするといいでしょう。
自習室や図書館に行ったり、わざわざお金を払って喫茶店で作業をする方法があります。
適度な緊張感を持つのには、とにかく外に出て、外で作業をしてみましょう。
自宅で思うように集中が上がらず、逆に低下してしまうのは、「適度な緊張感が持てない」のが原因です。
自宅は安心できる場所ですが、「集中力」の視点で見ると好ましくありません。
しかし図書館や喫茶店は多くの人たちの出入りする場所なので、自宅よりも緊張感があって、集中力が向上するのです。
「適度な緊張感」は集中力が上がることを意識しましょう。
これ以外の方法としては、「自分の中で制限時間を設ける」やり方もおすすめ。
キッチンタイマーなどを使って「30分で終わらせる」と決め、作業自体に制限時間を作ります。
このことで「適度な緊張状態」になれば、時間内に終わらせようという気持ちが働いて集中力が高まります。
注意点は過度の緊張状態にならないことです。
不安やプレッシャーから、かえって集中力が低下してしまうからです。
適度な緊張感を持てる場所を選ぶ、または適度な緊張感を保てるように制限時間を設けるという方法をとれば、作業を順調に進めることができるでしょう。
脳が疲れて集中できないでいると、不安はさらに募るばかりでしょう。
こんなときに、自分を責めてしまうことが多いのですが、集中できないことを受け入れることで、諦めの気持ちを持つことも大切でしょうね。
車はガソリンが切れたら走り続けることができません。
同様に、脳も疲れが溜まったら集中力を保つことは不可能です。
このように自分の努力不足だと責めてしまう人たちがいます。
しかし、この考え方は間違っています。
脳が疲れたら集中できないのは当然なのです。
自分の努力が足りないと考えてしまうと、ますます集中力が低下してしまいます。
そんなときこそ、「疲れているんだから仕方がない」「こんなに疲れているのに、まだ集中できるんだからすごいじゃないか」と自分を受け入れて、自分を認めてあげると気持ちがかなり軽くなります。
辛い焦りや自責の念が生まれないので、むやみに集中力を低下させないのです。
脳が疲れて集中できないときは、自分を受け入れて、自分を責めないようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
集中力が低下することは誰でもあることですが、きちんと対処しないでいると、作業はずっと残ったままになってしまいます。
作業が残ったままになるということは、さらに絶望的な気持ちになるということ。
ネガティブな思考になったり、気力や元気がなくなってしまい。ますます絶望感が強くなりますよ。
集中できないのは、脳が疲れているからなので、まずは休むことを考えて対処しましょう。
今回は「集中力が低下したとき、集中力を高める方法」という内容でご紹介してきました。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
私自身も集中力が続かなくて困ってしまうことが多いですね。
やはり、やるべきことがあるのになかなか作業が始められなかったり、集中できずに自分を責めてしまったりと、ますます作業ができない状態におちいってしまうことが多くありました。
私のメンターは、30分とか1時間とかに制限時間を決めて作業をすることを勧めてくれました。自分がその時間に合わせようと考え出すと、無意識に行動できてしまう、と教えてくれました。
やってみると、たしかにその通りになりました。
私の場合、作業が上手く続かないのは、作業時間をダラダラと続けてしまい、効率が悪くなっていたのが原因でした。
それが、タイマーを使って制限時間を決めることで、時間内に作業を進めようとします。
この人間の不思議な能力は、驚くべきことだと思います。
もっと人間の持つ力を信じてみることも必要かもしれませんよ。
初めは分からないかもしれませんが、やがて変化が見えてくるはずです。
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