今年も間もなく終わろうとしていますね。
あなたの記憶に残る今年のベストな出来事は何だったでしょう。
ちょっと頑張って思い出してみませんか?
なぜ今年のベストな出来事をお聞きしたかというと、ことわざにもある通り、人には「終わりよければすべて良し」という心理があるからなのです。
そこで今回は、終わりよければすべて良しの心理を持てば、いつもポジティブでいられる、という内容をご紹介していきたいと思います。
終わりよければすべて良しということわざをご存知ですね。
終わりよければすべて良し
物事は結末さえ良ければ、その過程でいざこざや失敗があっても全く問題にならないこと。(引用:三省堂・大辞林)
このことわざは、本当に心理学的に見ても正しいのです。
心理学ではこれを「ピークエンドの法則」と言っています。
人間の心理とは、最後の印象だけが記憶に強く残るのだそうです。
今回年末にこの記事を書いたのには理由があります。
今年2017年が自分にとって良い年だったと思えるように、是非あなたの今年のベストな出来事を思い出してみて欲しいのですね。
先程も述べましたが、人間には「終わりよければ・・・」の心理があります。
今年の最後に「終わりよければすべて良し」の考えができれば、今年1年を通して全部良かったと思えるようになるんじゃないかな、と私は考えるのです。
何となく、キツネかタヌキにバカにされたような気分かもしれませんね?
でも、ちゃんと心理学でも証明されていることです。心配いりませんよ。
人間とはなぜか、どんなに楽しくてもうれしくても、よいことはすぐに忘れちゃうんです。
あなたは今すぐに自分の楽しかったこと、うれしかったことをすぐに思い出せますか。
たとえば、子供の頃から今まで生きてきた中で、他人に自慢したいことは何でしょう?
どうでしょう?すぐに頭に浮かびましたか?
しばらく考えてみて、やっと思い浮かぶのではないかと思います。
私自身もすぐに思い出せませんね。これはみんなそうなのです。
さて反対に、あなたが失敗したこと、辛かったこと、悲しかったことはどうでしょう。
こちらはすぐに思い出すのではありませんか。これもあなただけでありません。みんなそうなのです。
人間って不思議な生き物で、失敗したこと、辛いこと、悲しいことなどのネガティブな出来事は、いつまでも忘れないんです。
ここから考えていくと、本当は1年を通して良いことが続いていたかもしれないのに、ネガティブな出来事がちょっとあっただけで、1年全体が悪かったような気持ちになってしまうこともあるんですね。
せっかく1年かけて頑張って良いことを積み上げていても、ネガティブな感情が残ってしまうと年末が暗い気持ちのままに過ごしてしまいますね。
年の初めにリセットして新たなスタートを切るという考え方もあるかもしれないですね。
でも毎年、年の初めにリセットばかりしていたら、全然良くなっていきません。
例えばこんな図で表せると思います。
こんな感じだったら、ちっとも良くなっていきませんよね。
(あくまでも例です。年末にいつも下がってしまうとは限りませんから)
でも。今回ご紹介している方法を取ってみたら、この図のようになります。
たとえ年末に下がってしまっても、最後に思い出して良い気分になったら、翌年の年始からいい感じでスタートできます。
これなら、自分が成長していることを実感できるのではないでしょうか。
さらにこの考え方をずっとし続けていけば、いつでもポジティブにいられると思います。
ですから思い出してみてほしいのです!
今年1年の、あなたのベストな出来事が何だったのかを!
今年は私にとって記念すべき年でした。
私はメンターのアドバイスに背中を押されて、自分がやってみたいと思ったことを1年間ひたすらやってみたのです。
ちょうど仕事を辞めて時間もたっぷりありました。今までアレもしたい、これもやりたいと考えていたことを、洗い出してみて実行しました。
そんな中で、私のベストな出来事はコレですね。もうこれしかないでしょう。
仙台では毎年5月の第3土日曜日に「青葉まつり」という大がかりなイベントがあります。このイベントの最大の目玉は日曜日の「時代絵巻巡行」です。
伊達政宗と家臣団の武者行列の他にも、たくさんの行列が仙台のメインストリートを練り歩くんです。
山鉾巡行、政宗公を祀る青葉神社のお神輿、すずめ踊りの大流しなど、とても長い行列なんですよ。
今年は「伊達政宗公生誕450年」、ということもあります。盛大なイベントになりました。
この青葉まつりの2ヶ月前、仙台市の広報誌の中に「青葉祭りイベント参加者募集」の記事を見つけました。
もとから歴史が大好きなのです。私は「あっ、これだ!これをやってみよう」と思いました。
博物館に行くとカッコイイ甲冑が展示してあるのを見ますよね。私は甲冑を身につけてみたいと見るたびいつも考えていたのです。
重さはどれぐらいあるんだろう。どのように身につけるんだろうと考えるとウズウズしてきます。こんなことを考えるだけでも最高の気分ですね。
この行列は全部で80人ぐらいです。申込者が多いときは抽選になると書いてあります。
でも、もしかしたら私は当選するんじゃないかと確信したのですね。
できれば足軽じゃない、上から下まで全部甲冑姿の方がいいと思い、自分の希望する役柄を申込書に書いていそいで事務局に郵送しました。
青葉まつりの2週間前、ついに届きました、武者行列の当選通知書が来ました。
うれしいです。ついガッツポーズしちゃいました。
私の役は「国分盛重(こくぶん・もりしげ)」です。
国分盛重とは、伊達政宗のおじさんにあたる人です。国分家に養子に行ったので国分姓を名乗っています。
もともと国分家が代々仙台の土地を支配していましたが、奥州で勢力を伸ばしてきた伊達家が国分家を取り込むために、自分の息子「盛重」を養子として国分家に送ったようです。
この日は天気もよく、お祭りには最高の日になりました。
どうでしょう、こんな感じになりましたよ!
天気がよく日差しも強いので、この重い甲冑をつけた後、暑くて大変なんだろうなと思っていました。
でも心配は無用でした。
私たちの着用した甲冑は、本物ではありません。
本物に似せて作った、軽くて動きやすいものでした。
それに袴が意外にも涼しかったのです。
すね当てはつけますが、腿の部分はふわっと広がっていて自由です。風が適度に入ってくるので暑さをしのげました。
さらに行列に参加する人たちと話をしてみて驚きました。
遠くは、島根県松江市から一人、福井県からも一人参加しているんですね。
(3人並ぶ中で一番左の方が島根県松江市から出陣!)
この2人は全国あちこちで開催される武者行列の募集に応募しているんだとか。
すごいですね。そのような活動をしている人がいるなんて初めて知りました。
さらにわざわざ、ここ仙台までやってくるんですから、パワフルな人たちです。
その他にも仙台市内から参加した女性が2人、甲冑武者に変身していましたよ。
出陣は勾当台公園隣の、仙台市役所前でした。
「時代まつり巡行」のルートは、このようになっています。
午前は赤のルートで、行列は「東二番丁小学校」までの巡行です。
午後は青のルートで、行列は「東二番丁通」を通って「定禅寺通」まで巡行します。
沿道にはたくさんの観光客が並んで声援を送っています。
自分がヒーローになったような気分ですね。武士みたいに堂々と歩いてました。
さらに人を喜ばせることは、こんなに楽しいことなのかと感動しました。
今これらの写真を見返していたら、あの時の楽しい思い出が急によみがえってきました。
一瞬にして、あのときのそのままの記憶が全部よみがえってきました。
私も今年ベストの出来事を思い出したことで、本当にこの1年が幸せだったんだな、無事に暮らせたんだなと、感謝しています。
本当に終わりよければすべて良し、ですね。
いかがでしたでしょうか。
今回は、ことわざに言う「終わりよければすべて良し」が本当のことなのか、心理学で考えてみたという題で、いろいろとご紹介してきました。
ついでに私の1年のベスト出来事も紹介しちゃいましたが、どうでしたか?
毎日いろいろと大変なことがあるでしょうが、もう今年も最後です。
1年を振り返ってみて、今年の良かったことをもう一度思い返してみて、「ああ、今年も考えてみたら良かったじゃない」と考え直してみてほしいのですね。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
仙台青葉まつり、本当に最高でしたよ。
半年以上前のことなのに、こんなにもはっきり記憶しているなんて、我ながら驚いています。
来年もまた再び、このお祭りに参加してみたいですね。
ホント気分がいいです。自分がヒーローになった感覚になりました。
男性ってやっぱり、心の中のどこかで強いものに憧れていると思うのです。
それがこの戦国武士。ああカッコよかったなあ。
自分のやってみたいことを、自分の思いどおりにできることって素晴らしいですね。
「仙台・青葉まつり」は毎年5月の第3土・日曜日に開催されますから、是非仙台までお越しになってみてくださいね。
もし私が来年も戦国武者役に当選したときには、ご声援をお願いします!
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